ハマる女子が急増中!健康に痩せる「甘酒ダイエット」のやりかた

写真拡大 (全3枚)

「甘酒」というと、ひな祭りや年末年始の飲み物という印象をお持ちの方も多いかもしれませんが、今、ダイエットのために日頃から甘酒を愛用する女性が増えています。

「甘いものでダイエット?」と疑問に思われるかもしれませんが、発酵食品である甘酒にはダイエットに嬉しい働きがありました。ポイントは飲み方と飲むタイミングです。

そこで今回は管理栄養士の筆者が、その甘酒ダイエットについてご紹介していきます。

■ダイエットにオススメなのは、米麹から作った甘酒

まず、甘酒には2種類のまったく違うものがあることを知っておきましょう。1つは日本酒を絞った後の酒粕を溶かして作るタイプ。もう1つは、お米と米麹から発酵させて作るタイプです。

甘酒ダイエットに使いたいのは後者の米麹から作った甘酒。この2つ、全然味も違うのに呼び方は「甘酒」で同じなんです。もし「甘酒は味が苦手で……」という方がいたら、米麹の甘酒を試してみてくださいね。

そして市販の甘酒を選ぶ時は、原材料がお米と米麹のみの、余計なものが入っていないものを選びましょう。

■飲むタイミングは朝!

甘酒ダイエットのやり方は、朝に甘酒を飲むこと。飲む量の目安は50〜100mlほどです。

朝食は必ずとらなければならないというものではありません。朝は身体が“排泄”の状態にあり、その時にしっかり食事をとってしまうと起きたばかりの胃腸に負担をかけ、排泄の妨げになる恐れがあります。

■甘酒で栄養補給しつつ、水分を補給する

甘酒は麹菌がお米のデンプンやたんぱく質を分解し、吸収しやすい状態に変えてくれています。起き抜けの身体にとって負荷をかけずに栄養補給ができる食品なのです。

甘酒の他に果物(甘酒スムージーにしても良いですね)を摂っても良いです。水分は白湯か常温の水でコップ1杯はとるようにしましょう。腸に刺激を与えることで排便が促されます。

朝の時間に身体を排泄に集中させてあげることで、余計なものを身体の中に溜めこまずに出してデトックスできますよ。

腸が綺麗になると太りにくい身体に変わっていきます。美肌効果もあるので、一石二鳥!

いかがでしたか。「朝ごはんは食べなくても良い」ということに驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、前日に食べ過ぎて「なんとなく身体が重いな……」と感じるときは控えたり、「今日は午前中から体力使うな」という日は摂るようにするなど、自分の身体の声を聞いて食事をとれるようになると良いですよ。

朝の甘酒習慣、ぜひ試してみてくださいね。

【筆者略歴】

※ 圓尾和紀 ・・・ 管理栄養士。総合病院勤務を経て予防医療を志し、独立。和食素晴らしさを伝える活動と、“不自然な食べもの”にあふれた環境で、定期的に身体をリセットする目的からファスティングを取り入れた生活の提案を行う。カラダヨロコブログ。

【画像】

※ Graphs / PIXTA