“怒り”の代わりに紅茶をプレゼント…差別発言を聞いた男性の「華麗な反撃」に称賛の声

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普通にこの世に生を受け、普通に暮らし、普通に入ったカフェで老婦人たちの隣に座る。

こんな日常の中で、不意に自分のルーツを否定する“差別発言”が聞こえて来たらどうするだろうか。

人種差別発言を聞いたアボリジニ男性

豪パースに住むジャレッド・ウォール氏はある日、隣の席の老人たちがアボリジニに対する差別的な発言を口にしているのに気が付いた。

彼らは気づかなかったのかもしれないが、隣の席に座っているウォール氏はアボリジニをルーツに持つ男性だった。

アボリジニとは

アボリジニはオーストラリア大陸に古くから住んでおり、イギリス人の入植によって虐待や虐殺の対象となり、人口の90%が失われたと言われている、悲しい過去を持つ民族だ。

1990年代から過去の政策の過ちを政府が認めはじめ、2008年には公式に謝罪をしているのだが、偏見の目は一部の人に根強く残っているようだ。

“怒り”の代わりに紅茶をプレゼント

ウォール氏は老人たちの発言を聞いて怒りがこみあげてきたのだという。

しかし、怒りをぶつける代わりにウォール氏は意外な行動に出たのだ。

その行動とは、老人たちに紅茶をプレゼントすること。

紅茶に添えられたメモには、「紅茶を楽しんで! 隣のテーブルに座っていたふたりのアボリジニのおすすめです」と書かれている。

フェイスブックで大反響

このメモを見て老人たちがどう思ったのかは、残念ながら誰もわからないが、ウォール氏がこの出来事を、9月8日にフェイスブックに投稿したところ、大きな反響が返ってきた。

2.6万人からのいいね!などのリアクション。2,700件近いシェア、そして2,500件を超えるコメントの数々だ。

コメント欄には「ガンジーだってほめるだろうね!」、「私たちにはあなたのような人が必要だ」、「あなたは素晴らしい人ね。ご両親も素晴らしい人だったのでしょう」と男性とそのバックグラウンドを称える声が多数投稿されている。