カフェで「人種差別的な会話」を耳にし怒った男性が説教ではなく “もっとナイスな方法” をとって話題に

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町で人種差別的な会話を耳にしたら、あなたはどうするだろうか? 無視する、反論する、会話をよく聞くなど、様々な対処法が挙げられるが、なかには効果的にその会話を封じる手だって存在する。

例えば今回ある男性がとった行動が、とても “効果的” だと注目を集めている。カフェで人種差別的な会話を耳にした彼は、こんな方法をとったのだ!

・カフェで人種差別的な会話を耳にした男性

オーストラリア、パースのカフェでお昼を食べていたジャレッド・ウォールさんは、隣のテーブルで高齢の女性2人が交わす会話を耳にした。

彼女たちが話していたのは、アボリジニの人々をおとしめる内容だったそう。その会話を「とても気分の悪くなるものだった。侮蔑的な言葉が乱れ飛んでいた」とウォールさんは形容している。

・お説教をしても効果がないと思い……

彼女たちの会話を聞いて、ふつふつとした怒りを感じながらも、ここでお説教をしても効果がないと思ったというウォールさん。そこで彼は、女性たちにポットのお茶をごちそうし、次のようなメッセージを書いて送ったのだ。

「お茶を楽しんで! あなたたちの隣に座っている2人のアボリジニからの差し入れです」

ちなみにメッセージには、小さな “スマイリーフェイス” も付けられていた。

・ネット上でも話題に「温かいお茶が、冷たい心をとかすかも」

こんなメッセージを見れば、たいていの人が自分の発言を恥じるはずだが、当の女性たちがどう感じたかは分からない。しかしこの体験談を、Facebook 上で読んだ人々からは、「素晴らしい」「温かいお茶が冷たい心をとかすかもしれないね」と拍手喝采が巻き起こったのだった。

・ウォールさん「もっと別な方法で敵対関係を解決できるはず」

本件を取り上げた海外メディア『Mashable』に対してウォールさんは、以下のように語っている。

「誰かに屈辱的な思いをさせたり、敵対したくないんです。彼女たちがどう思ったかは分かりませんが、ちょっとだけでもショックを受けていたようなので、次から会話の内容に気をつけてくれるかもしれません」

また彼は、先日オーストラリアで14歳のアボリジニの少年が殺され、激しい暴動が起こったことにも言及し、「人々は、もっと別な方法で敵対関係を解決できることを学べると思うんです」とも述べていた。

これまでにも、KKKの人種差別パレードを間抜けにした男性や、賢すぎる差別対処法を公開した女性、試合中に超カッコよく差別に対処したサッカー選手など、素晴らしい方法で人種差別に立ち向かう人々が目撃されてきた。今後も、こういった “ナイスな方法” が増えていくことだろう。

参照元:Mashable、The Guardian(英語)、Facebook
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.

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