アマゾンCEOの宇宙企業Blue Origin、新型ロケットNew Glenn発表。SpaceX競合、サターンV並みの大型機

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Amazon CEO ジェフ・ベゾスの航空宇宙企業Blue Originが「次のステップ」としてNew Glennロケットを開発することを明らかにしました。New Glennロケットは同社New ShepardやSpaceX Falcon 9ロケットのように、回収可能な1段目ブースターを備えます。イーロン・マスクのSpaceXが打ち上げの準備段階で爆発事故を起こし、打ち上げ計画が足踏みする一方で、ジェフ・ベゾスはSpaceXの縄張りへの侵攻を目論んでいるようです。Blue Originが新たに発表したのは、New Glennと名付けられた大型のロケット。全長は2段構成で270フィート(約82m)、3段の場合は313フィート(約95.4m)と、Falcon 9/Heavyを軽く抜き、往年のサターンVロケット(110.6m)に迫ります。
  
New Shepard で培ったロケット回収技術はNew Glennにも活用され、やはり第1段ブースターの回収機構を備えています。ただ、大柄ではあるもののNew Glennロケットの推進力はFalcon Heavyロケットのそれを下回ります。

New Glennの目的はFalcon Heavyと同様人工衛星の軌道投入やクルーを宇宙へと送り出すこととされます。打ち上げでは必要な最小の推進力を1本のロケットで賄うため、3本のブースターを使うFalcon Heavyに比べて回収の確実性も高できそうです。また3段式の場合は月や火星といった地球軌道よりもさらに遠くへと探査機などを送り込む目的に使われるとのこと。

New Glennロケットは10年以内に最初の打ち上げを実現する計画とのこと。ちなみに、New Glennとは米国の宇宙飛行士ジョン・グレンにちなんだネーミング(New Shepardは米国発の宇宙飛行に成功したアラン・シェパードからとった名前)です。Blue Originが次々と新型ロケットを開発していけば、New Armstrongが開発されるのも時間の問題かもしれません。