9.11の犠牲者偲び…消防服を着てマシンで階段を「110階」まで上る男性目撃される

写真拡大

フィットネスクラブで働く女性が、フェイスブックに1枚の写真を投稿した。

上にあるのがそうなのだが、ご覧のとおり、消防服を着た男性がクラブのマシンを使用している。

ジムのマシンで階段上る

場所は米テネシー州メアリービルにある、「プラネットフィットネス」というジムで、時は9月11日。そう、15年前に同時多発テロが起きた日である。

男性が使用しているのは、階段を上り下りするようなエクササイズを行うマシン。

この日、受付をしていた投稿者Lezlie Baulerさんは、男性からこう尋ねられたという。

9.11で犠牲になった仲間を偲びたい

「フル装備のまま、マシンで110階まで上っても良いですか?9.11で亡くなった仲間たちに敬意を表したいのです」と。

続いて、「私は“どうぞ”と答えました。普段は感情的ではないのですが、この時は涙がこぼれました」と綴られている。

110階とは、テロの標的となり倒壊した、NYのワールドトレードセンターの最上階であることからも、彼の思いが察せられる。

その投稿がコチラ▼

同投稿のシェア数は14万件を優に超え、「彼に“どうぞ”と言ってくれてありがとう」「彼の様な人を誇りに思う」「私も涙ぐんでしまいました」「神々しい光景ですね」と多くの人が心を動かされたようだ。

仕事で追悼会に参加できず

WLOXが伝えるところによると、この男性はノックスビルで公安官をしているJason Hardingさんであると判明。

15年前のこの日、自らの命を顧みず、ワールドトレードセンターの階段を上り、人名救助に向かった大勢の消防士が犠牲となった。

その後、毎年9月11日になると、彼らを悼むイベントである「National Stair Climb」が各地で開催され、消防士や有志が集まり、110階分の階段を上り、亡くなった仲間を偲ぶのが恒例となった。

この日も午後にくだんの追悼会が開催される予定だったが、Jasonさんは仕事のため出席できず、早朝6時にジムを訪れ、たった1人で階段を上り仲間に思いをはせていたという。