ジャズをベースにヒップホップやエレクトロニカを貪欲に吸収したスタイルで知られるトロントのカルテット、BADBADNOTGOOD(BBNG)。そんな彼らの最新MVが、世界のメディアに先駆けて『WIRED』日本版に届けられた。日本のクリエィティヴスタジオ・ODDJOBとのコラボレーションによるサイケな和製アニメーションをご覧あれ。

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この夏にリリースされた2年ぶりの最新アルバム『IV』が、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、日本など世界中のジャズ・チャートで1位にランクインしたのBADBADNOTGOOD(BBNG)。『WIRED』日本版では、2年前初のオフィシャルリリースを敢行した彼らに独占インタヴューを行った。

YouTubeにあがったタイラー・ザ・クリエイターのカヴァーをタイラー本人がツイートしたことで、いきなり音楽シーンの最前線に躍り出ることとなった彼らは、ロバート・グラスパーに象徴されるジャズとヒップホップの蜜月を、デジタルネイティヴ世代のやり方で表現しようとしている。最新作では、アンダーソン・パークを手掛けソロ・アルバムも話題の気鋭ケイトラナダや、チャンス・ザ・ラッパーの盟友として知られるシカゴの俊英ラッパー・ミック・ジェンキンスとのコラボレーションも披露してくれた。

先日のサマーソニック2016で2度目の来日を果たしソウルフルなライヴを見せてくれた彼らから、最新アルバム『IV』に収録されている「Speaking Gently」の最新MVが『WIRED』日本版に届いた。今回の映像は、日本のクリエイター集団ODDJOBが手がける。そもそも、BBNGと同じくトロント出身のアーティスト、Ryan HemsworthのVJを、昨年のコーチェラフェスティヴァルでODDJOBに所属するonnacodomoが務めたことから始まったコラボレーションだという。

onnacodomoのせきやすこが監督をつとめ、シャシャミンが中心となって作画を担当し、漫画家/イラストレーターとして知られるサヌキナオヤもアニメーターとして参加した本作は、BPMを自在に操るBBNGの楽曲が「雨」や「重力」といったイメージで表現されている。

今回話を聞くことができたサヌキ曰く、もともとタイトルが決まっていない早い段階からスタートしたプロジェクトのため、アニメーションの方向性は制限されることなく広がり、音から色や絵柄の雰囲気が先行して制作が進んでいったという。サヌキ自身はある男の白昼夢を想像しながら制作に携わったとのこと。「火サス(火曜サスペンス劇場)」という言葉が制作チームでは飛び交っていたという話もあり、どことなくホラーな雰囲気が夏らしくもある。

国境を越えたコラボレーションによる今回のMVは、現実と夢の境界が曖昧な世界に連れていってくれる。残暑を吹き飛ばすにもピッタリなエネルギッシュな最新作とともに、ぜひ楽しんでほしい。

BADBADNOTGOOD、来日公演決定!

日時
2016年11月18日(金) open19:00 / start20:00

場所
Shibuya WWW X

チケット
ADV¥5,500 / DOOR¥6,000(税込 / ドリンク代別 / オールスタンディング)

問い合わせ
WWW X(tel.03-5458-7688 / www-shibuya.jp

※ 公演の詳細はこちらから

BADBADNOTGOOD|バッドバッドノットグッド
2011年にトロントのカレッジ在学中に出会ったピアノ、キーボードのマット・タヴァレス、ドラムのアレックス・ソウィンスキー、ベースのチェスター・ハンセンの3人によって結成。現在は、サックス奏者のリーランド・ウィッティが正式加入しカルテット編成で活動する。タイラー・ザ・クリエイター擁するオッド・フューチャー・クルーの楽曲をカバーしたミックステープ『The Odd Future Sessions』シリーズをウェブに公開し注目を集めて以来、フランク・オーシャン、MFドゥーム、ゴーストフェイス・キラーらとコラボレーションを果たす。最新作『IV』が、レーベル「Innovative Leisure」から(国内盤はBeat Records)今年の7月8日にリリースされた。

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