12日、韓国の前警察庁長官・姜信明氏が「人がけがをしたり死亡したりしたからといって、無条件で謝罪するのは適切ではない」と発言し、物議を醸している。資料写真。

写真拡大

2016年9月12日、韓国・アジア経済によると、韓国の前警察庁長官・姜信明(カン・シンミョン)氏が「人がけがをしたり死亡したりしたからといって、無条件で謝罪するのは適切ではない」と発言し、物議を醸している。

姜氏はこの日、昨年11月の民衆総決起集会にデモ隊として参加したペク・ナムギさんが、警察の放水銃に当たり意識不明に陥った事件をめぐる聴聞会に出席、ペクさんへの謝罪の意向を問われ上記のように発言、「原因と法的責任を明確にした後に(回答する)。結果だけを持って話をするのは(適切ではない)」とした。姜氏はまた、「政治道義上、謝罪しうる問題だ」とする質問議員の主張に対しても、「事実関係が明確に確定した後で回答する」との意思を貫いた。

民衆総決起集会は昨年11月14日、全国民主労働組合総連盟などが主導し、ソウル中心部で行われた。警察は当時、デモ隊鎮圧に放水銃や鉄パイプを使い、ペクさんは頭などに放水を受け、意識不明の重体に陥った。

この日の聴聞会は「ペク・ナムギさんに対する警察暴力事件の真相究明のため」との目的で開かれた。

報道を受け、韓国のネットユーザーから多数のコメントが寄せられているが、姜氏の発言をめぐっては賛否両論あるようだ。

「権力の犬みたいな人間だ」
「狂ってる」
「事の善し悪しは聴聞会や裁判で決めるとして、まず先に謝るべきでは?」

「50歳も超えた人間がこんな考え方とはね。この政権は終わりだ」
「姜信明の家族が交通事故で死んだら、謝らずに補償だけしてやろう」

「暴力的なデモから責任を追及すべき」
「強気で気に入ったよ。間違ったことは謝るべきだが、間違っていないことを謝る必要はない」

「鉄パイプで武装した暴力集会は保護の対象ではない」
「このデモでは警察官113人がけがをした。警察に謝った人間はいるのか?」
「遺憾の意は表明しても、謝罪しては駄目だ」(翻訳・編集/吉金)