「逃げ切り50代会社員」のバブル的な価値観にイラッ

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 世代の差による価値観のギャップは多々あるが、30〜40代会社員にとって、50代が漂わすバブルの成功体験ほど、「理解できない」ものはないだろう。

「『寝ないで会社行って平気だろ』『休み返上すればなんとかなる、俺はそうだった』と無理強いさせるのですが、そのぶん当時は給料もよかったでしょ? 僕らその半分ですよ、と。バブル期の数字なんて当時働いていれば誰でも出せるのに、さも自分が優秀で手柄ぶるのが腹立たしい」(41歳・出版)

「仕事を丸投げされ、我慢できずに50代の上司に訴えたら、『そんな、怖い顔して怒っちゃダメよ』『君はまじめすぎるんだ』と返されて、本当に頭にきた。とにかくノリで仕事をやってきた感がして噛みあわないなと思ってしまう。というか、いつ仕事してるの?」(40歳・電気)

 過去の成功体験や自分の価値観を下の世代に押し付けがちの50代だが、カネ遣いにおいても現役世代には理解しがたい部分がある。

「節約や効率化というものを一切考えず、経費を使っている。出張にしてもLCCや格安ビジネスホテルを提案すると、『なんで自分のカネじゃないのにケチケチするんだよ、JAL使えば』と返されて唖然とした」(42歳・化学)

「基幹職は交際費を会社が出してくれるそうで、バンバン宴会をしているのを知った時、会社の将来が不安になった」(40歳・大手食品)

と、企業はとことん50代に甘い。会社の資産を食いつぶしていることにいつ気づくのだろうか。

「社外の勉強会に行ったりすると、やたらと干渉してくる。『ねえ、なんのために行ってるの? そんな余裕あったら仕事して』と。こっちは役に立たないお前らが居残るから転職しようと考えているのに、会社にしか居場所がなく、おまけになんのスキルもない50代は気楽なもんですね」(36歳・印刷)

 いずれにしても、恵まれすぎた環境にい続ける企業構造がある以上、腹立たしいことに馬の耳に念仏でしかないのだ。週刊SPA!9月20日・27日号では、「50代が会社を滅ぼす」という特集をくんでいる。なかなか表立っては言えない憤懣をともにはらそうではないか。〈取材・文/週刊SPA!編集部〉