9日、韓国メディア・ソウル経済は、日韓関係の冷え込みにより一時姿を消していた「韓流観光の元祖」である日本人観光客が、このところ韓国に戻ってきていると報じた。両国の外交関係の改善や、為替の円高傾向がその要因だという。写真はソウル・明洞。

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2016年9月9日、韓国メディア・ソウル経済は、日韓関係の冷え込みにより一時姿を消していた「韓流観光の元祖」である日本人観光客が、このところ韓国に戻ってきていると報じた。両国の外交関係の改善や、為替の円高傾向がその要因だという。

韓国観光公社の資料によると、韓国を訪れる日本人観光客数は12年に350万人を突破してからは毎年減少を続け、15年には187万人と12年の半数近くにまで落ち込んだ。しかしその数は16年に入って増加に転じており、同公社は今年230万人の日本からの観光客を見込んでいる。

韓国国内の小売・食品業界は、数年ぶりに帰ってきた日本人を迎え入れるため、中国人客一辺倒だった戦略を変更し、日本人向けの新製品やキャンペーン開発に余念がない。現代百貨店は12日から、ソウル圏のデパート5店とアウトレット4店で、日本人観光客向けにドリンククーポンなどの提供イベントを開催する。ロッテ免税店はこの6月、日本人を対象にアイドルグループ「2PM」のファンミーティングを開催したのに続き、10月にもイ・ミンホ、キム・スヒョンなど韓流スターが出演するコンサートを開催予定だ。また新世界免税店も10日、日本のガールズグループを1日店長に任命するイベントを行った。

一方、食品大手のプルムウォンはこのほど、日本人が生麺やノンフライ麺を好む傾向をつかみ、ノンフライ麺を使った商品出荷を増やした。また日本人の「韓国のり好き」を狙い、各メーカーからさまざまな味付けののりやのりスナックなどの製品が続々発売されている。

専門家は「日本人観光客はこのところ回復傾向をみせており、観光の底辺拡大に寄与している。中国人観光客に比べ数は少ないが、増加し続けている点は肯定的な動きだ」と分析した。

これについて、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。

「無礼で傍若無人な中国人よりは、日本人の方が礼儀正しくてはるかにいいね」
「近く観光業界で働くことになる一人として、国家関係とは別に、韓国と日本の互いの交流が活性化するといいな」
「マナーにおいてけなす部分がないのが日本人。学ぶべきことは学ぼう」

「日本人と韓国人との関係が一日でも早く良くなってほしい。歴史的な問題で摩擦はあるけど、日本人はみんな親切だし、きっといい関係をつくれると思う」
「日本人の消費習慣はけちくさくないから、日本人が来てくれれば効率がいい」
「日本人の国民性や秩序意識は学ぶべきだ。彼らにぼったくりなんかして韓国のイメージを汚さないでくれ」

「日本人こそ真の観光客。韓国に迷惑を掛けずお金を使って帰っていく。中国人とは次元が違うよ」
「観光で訪韓する外国人の共通点。二度と来ない」
「韓日関係が良い時も悪い時も、関係なく行き来してる人はいるよ。ビジネス客とか、家族が日本にいるとか、彼女が日本人とかね」(翻訳・編集/吉金)