ドイツ屈指の人気を誇る観光都市、ハイデルベルク。

情緒あふれるこの街の景観を決定づけているのが、ドイツ三大名城のひとつにも数えられるハイデルベルク城です。

ハイデルベルクには数多くのレストランがありますが、わびさびにも似た風情を感じさせるこの城の中で、絶品の南ドイツの郷土料理を楽しませてくれるお店があります。

それが今回ご紹介するお店、「Historische Backhaus(ヒストーリッシェ・バックハウス)」。

ハイデルベルク城の「エコノミー棟(Ökonomiebau)」と呼ばれる建物にあり、かつてここには城の経済活動を支える事務部門と厨房が置かれていました。

城が現役で使用されていたころ、パン焼き場の役割を担っていたことから、「Backhaus(バックハウス)」の名前が付いています。

夏は、城の中という絶好のロケーションが楽しめるテラス席が大人気。もちろん、店内席もあります。

このお店の人気メニューが、「Flammkuchen(フラムクーヘン)」。フランスのアルザス地方の名物として知られていて、フランスでは「Tarte Flambee(タルトフランベ)」、日本では「アルザス風極薄ピザ」と呼ばれています。

アルザス地方に近いドイツ南西部でも、フラムクーヘンはクリスマスマーケットにも登場する身近な存在。

薄い生地にフロマージュ・ブランなどのチーズを塗り、細切りにしたベーコンやオニオンを散らすのがベーシックなスタイルです。こちらは基本のアルザス風フラムクーヘン(9.8ユーロ)。


極薄の生地なのに、パイ生地のようにいくつもの層に分かれていて、驚くほどサクサク!病みつきになってしまうおいしさです。

気付けば他のお客さんもみな、グループで誰か一人はフラムクーヘンを注文しています。これだけおいしいとなると、お店の看板メニューになるのも納得です。

もちろん、ドイツならではのメニューもあります。今回注文したのは、「Schwäbische Käsespätzle(シュヴェービッシェ・ケーゼシュペッツレ)」(サラダ付きで9.8ユーロ)。

「Spätzle(シュペッツレ)」とは、ドイツ風パスタの一種で南ドイツ名物。小麦粉と水、卵を溶いた生地を小指の先ほどの大きさにしてゆでたものです。

熱々、トロトロのチーズであえたケーゼシュペッツレは、濃厚なチーズと弾力のある柔らかい生地とのハーモニーが絶妙。ドイツ料理といえば、肉のイメージが強いですが、肉料理以外にも名物料理があるんです。

ほかに、ドイツ料理の定番「ウイーン風カツレツ」と呼ばれるシュニッツェルや、ソーセージを使った料理などもあります。

ハイデルベルク城の中という最高の場所でありながら、手頃な値段で美味しい食事が楽しめるとあって人気の「ヒストーリッシェ・バックハウス」。

この城がたどってきた歴史に思いを馳せながら、郷土料理とローカルビールで、心もお腹も満たされるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

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<お店の情報>
Historische Backhaus(ヒストーリッシェ・バックハウス)

営業時間
月〜木 11:00 - 18:00
金〜日 11:00 - 21:00

公式サイト
http://www.heidelberger-schloss-gastronomie.de/backhaus/