11日、大人になると時間がたつのが早く感じられるのはよく知られているが、これは「大人になると心配事が増えるため」や「責任が大きくなるため」ではないという。写真は小学生。

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2016年9月11日、大人になると時間がたつのが早く感じられるのはよく知られているが、これは「大人になると心配事が増えるため」や「責任が大きくなるため」ではないという。参考消息網が伝えた。

スペインのラ・バングアルディア紙によると、大人になると時間がたつのが早く感じられるようになることについて、これまでさまざまな研究が行われてきたが、その一つは「人間の体内時計は常に変化しており、新陳代謝が遅くなれば、鼓動や呼吸も遅くなるため、生活のリズムにも変化が生じる」というもの。

また、刺激が多いほど時間の経過が早く感じられるという研究報告もある。年を取るとさまざまな経験が蓄積され、仕事や家庭の出来事は刺激になりにくくなるが、子どもにとってはあらゆる物事が刺激的なため、時間の経過に対する感じ方が異なる。

こうした考えに基づいて、心理学者が19〜24歳の若者のグループと60〜80歳の高齢者のグループに分けて3分間1秒ずつ数えてもらう研究を行ったところ、若者のグループはほぼ正確に時間を数えられたが、高齢者のグループは実際の時間よりも平均40秒超過したことから、加齢とともに活動サイクルを制御する体内時計に変化が生じることが分かった。

心理学者は、時計を見てびっくりした時には、自分に問題があるのではなく、「加齢がいたずらをしているだけだ」とアドバイスしている。(翻訳・編集/岡田)