12日、韓国・聯合ニュースなどによると、緊急通報ダイヤルに電話をかけ、検察庁を爆破すると脅した60代の男が警察に検挙された。写真はソウルの公衆電話。

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2016年9月12日、韓国・聯合ニュースなどによると、緊急通報ダイヤルに電話をかけ、検察庁を爆破すると脅した60代の男が警察に検挙された。

韓国・仁川延寿警察署は12日、偽計による公務執行妨害容疑で64歳の男を拘束し取り調べを行っている。男は11日午後11時ごろ、仁川市延寿区の建物内の公衆電話からソウルの緊急通報センターに電話をかけ、「明朝9時に検察庁を爆破する」と脅迫した疑いが持たれている。警察は公衆電話付近の防犯カメラの映像を分析し容疑者を特定、12日に男の身柄を確保した。

警察によると、男は無職で、11日にソウル市内で友人と酒を飲んだ後、延寿区内の自宅に帰る途中で脅迫電話をかけていた。警察は万一の事態に備え男の自宅を捜索したが、爆発物とみられる物は見つからなかった。警察は男を検挙した後、ソウルの大検察庁ほか検察関連施設に配備したパトカーや刑事をすべて撤収させた。

男は警察の取り調べで、このところ相次いで明るみに出た検察の不正事件に不満を抱き犯行に及んだとの趣旨の供述をしている。

韓国検察は、先ごろ持ち上がった金ヒョン俊(キム・ヒョンジュン)部長検事の不正疑惑に絡み、検事10人以上が監察対象に挙がる異例の事態に陥っている。また、元検事の裁判官などが収賄などで摘発されたことを受け、6日には最高裁長官が国民に謝罪したところだ。そのためこの脅迫事件の報に接した韓国のネットユーザーからは、男の犯行動機が明らかになる以前から、容疑者を称賛する声が多数寄せられた。

「正義の人だ」
「爆弾を爆破することまではできなかったけど、その勇気に拍手を送りたい。最近の検察の不正事件を見て、多くの国民は怒りを我慢できないでいるはずだ」
「あんなに汚い検事たちの一番重い懲戒は解任なのに、電話で脅迫しただけで即刻拘束するとは…」

「賞をあげるべきだ」
「見逃してあげて。酒を飲んでふざけて言っただけで拘束だなんて」
「愛国者だね。放免すべき。検察が犯した罪に比べたらちりみたいなもんだ」

「検察はまず自分たちから反省を」
「良識ある検事さんたちには申し訳ないけど、爆破されても仕方ない」
「実際に爆破しても大して批判されないと思う」
「その気持ち分かる!国民の気持ちを代弁してくれる脅迫電話だ」(翻訳・編集/吉金)