9月12日は「宇宙の日」

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9月12日は「宇宙の日」。ただし、わが国限定の「宇宙の日」だ。

24年前のこの日、毛利衛(まもる)さんが日本人としてスペースシャトル「エンデバー」で初めて宇宙に旅立った。それで宇宙の日になった。日本人初の宇宙飛行士、秋山豊寛さんの存在を完全に無視しているような気がしないでもないが、まあ公募で決まったというのだから仕方ない。

いまいち知名度の低いこの記念日に世界中がエールを送るかのごとく、今年は宇宙や宇宙人に関するニュースが大豊作だ。「宇宙の日」を迎えるこの機会に、ばっちり学んでおこうではないか。

中でも、今回は等身大の宇宙交流ができちゃう裏技を紹介しておこう。

先月末、京都大学が系外惑星データベース『ExoKyoto』をネット上で公開した。系外惑星とは、太陽系とは別の恒星系に属する惑星で、すでに3000個以上発見されている。

だが、これまでよほどの天文ファンを除けばこれらの惑星の大部分は無個性な、いわば“数”でしかなかった。しかし、このサイトを使うとひとつひとつの個性が手に取るようにわかるのだ!

もちろん、「日本人が発見した系外惑星」の分類もある。うれしいことに位置情報もついているのだが、この星図が心なしか、PC−98時代のグラフィックに似ていて、妙にあったか〜い気持ちにさせられる。

さて、これを使って等身大の宇宙交流に挑戦しよう。別に難しいことはない。

まず適当な星を探す。データを見て、なるべく宇宙人がいそうな星を。ひとつ星を決めたら、その星の公転周期と自転周期をスマホか紙にメモする。

あとは日常生活の端々で、その星の公転周期と自転周期を強烈に意識してみよう。

公転周期とは、その星の一年。自転周期とは、その星の一日を指す。その星の人にとっては当然、生活の基礎を成すリズムだろう。それを意識することが宇宙人という“他者”を理解する第一歩となるのだ。

宇宙は僕らを招いているーー発売中の『週刊プレイボーイ』39・40合併号では、この他にも欧州の「最も地球に似た星」発見や中国の「世界最大の電波望遠鏡」建設など、宇宙に関する常識が変わる最新ニュースの数々を掲載。是非そちらもお読みいただきたい。

(取材・文/前川仁之)

■『週刊プレイボーイ』39・40合併号「世界各国「宇宙生命」探査バトルがアツすぎる!!」より