スマホの通話、左手で持つと電波の感度が悪くなると判明

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例えばiPhoneだと、音声通話時に左手で持って(左耳にあてて)話すと、電波の感度が悪くなる。

スマホで電話する時、左右どちらの手で持つかが音声の感度に影響することが、デンマーク・オールボー大学の実験によって分かった

メジャーなスマホ9機種で実験

同大学は、スマホの電波送受信効率を正確に計測できる実験環境(下の写真)を作り、その中で、スマホ本体を左右の手に持って通話した時の違いを調べた。

Aalborg University

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実験に使われたのはiPhoneやGalaxyなどメジャーな9機種だ。(最新のiPhone 7は入っていない)

その結果を示したのた下のグラフ。iPhoneSE、iPhone 6S、iPhone 6S Plus、Nexus 6P、HTC Desire 626、Microsoft Lumina 640は右手で持った時の方が電波の感度が良くなっている。

Aalborg University

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反対に、Samsung Galaxy S7 EdgeとSamsung Galaxy S6 Edgeは左手で持った方がいい。iPhoneではその差が特に顕著だ。

内蔵アンテナの位置が影響している

なぜこのような差が出るか? それは、内蔵アンテナの位置が関わっている。

通話時にはどうしても手と頭でスマホ本体を包みこむことなる。ちょうどその位置にアンテナが内蔵されていれば、手と頭で電波を妨害され、感度が悪くなる。

内蔵アンテナの位置はメーカーと機種によって違うので、iPhoneでは左、Galaxyでは右の感度が落ちるということが起こる。

数年前、iPhone 4について「持ち方で感度が変わる」という噂が立ったことがあったが、この時アップル社も、内蔵アンテナの位置が原因であるという説明をしている。

データ送受信には影響なし

オールボー大学の実験によれば、サイトの閲覧やSNSなど、データの送受信については左右どちらの手で持っても影響がないそうだ。

また、ハンズフリーのヘッドセットで通話すれば、スマホ本体を手と頭で覆わずに済むので、どちらの手で持っても影響はないとのこと。