個性も性格もバラバラな子どもたち。なかには、「自分の子とあまり仲良くしてほしくない」と感じてしまう子どももいるかもしれません。とはいえ、「仲良くしちゃダメ」と直球で言ってしまうのは気が引けるもの。子ども同士の関係に親が口を出すことに躊躇してしまう、というママも多そうです。

では、どれくらいのママたちがそうした悩みを抱えているのでしょうか? そこで、子どもがいる女性527名に独自調査を実施。ホンネを探ってみました。

●遊ばせたくない子、圧倒的多数は「暴力」

まず、「うちの子と遊んでほしくないと感じる子どもがいる(いた)」かどうかという質問に対して、78.4%のママが「YES」と回答。なぜそう感じてしまうのか、その理由として多かった声は次の通り(複数回答)。

1位 振る舞いが子どもを傷つけるもしくは悪影響だと思うから 65.9%

2位 しつけがなっていないから 49.8%

3位 性格が子どもを傷つけるもしくは悪影響だと思うから 40.8%

4位 親の態度が気に入らないから 26.3%

遊ばせたくない理由は子ども自身だけではなく、その子の親にも原因があると答えたママも見受けられました。

それでは、おもにそうした子どもの、どのような「振る舞い」や「性格」が嫌悪感につながってしまうのでしょうか。トップ5はこちら(複数回答)。

1位 すぐに叩いたり蹴ったりする 59.4%

2位 悪口を言う 38.4%

3位 嘘をつく 34.7%

4位 すぐに喧嘩口調になる 31.3%

5位 御礼を言わない 26.9%

やはりというべきか、暴力的な子どもが1位という結果に。親の立場からすれば、我が子を傷つけられないか不安になるのは致し方ないことです。

他にも、傍若無人な子どもの振る舞いに、気を揉んでいることが分かるコメントも散見されました。

「人の家の冷蔵庫を勝手に開ける。晩御飯を食べないと帰らない」(40代)、「自分のおもちゃは絶対貸さないのに、他の子のおもちゃは奪い取る」(30代)、「お菓子やおもちゃをねだる、ずうずうしい」(40代)

また、“子どもらしからぬ”態度や行動を不信に思うケースもあるようです。

「自分が主役で一番、大人の前だけいい子」(30代)、「お金をよく使う」(40代)、「意識的に仲間はずれを作る」(40代)、「悪いことをしても謝らない。睨む」(30代)

●強制的に我が子と距離を取らせるママも

こうした子どもの友達の性格や振る舞いが、ママたちの“遊ばせたくない”気持ちを加速させてしまうようです。では、実際にそうした子どもに、どのような対応をしているのでしょうか? 

ダントツで多かったのは「とくに何もしない」で66.2%。次いで、「自分の子どもに『その子どもと遊ばないように』と話す」で18.4%、「遊んでほしくない」と感じる子ども本人もしくは親に「うちの子と遊ばないでほしい」と直接伝えたママは1%に留まりました。

他にも、我が子を想うがゆえに、ママなりに“遊ばせたくない子”との距離の取り方を工夫していることがうかがえる回答も。

「子どもに自分が傷つくなら付き合い方を考えて遊ぶように言った」(10代)、「友達が叩くなどの暴力行為についてどう思うか、嫌な気持ちにはならなかったか、自分は同じことをしていないか、話し合った」(40代)のように、自分の子どもとしっかりコミュニケーションを取り、自身で考えさせるケースも見受けられました。

また、「その子が近づいてきたら自分の子を他の遊び場に連れていく」(20代)、「誰かに直接話してはいないが、あえてその子を避けるような生活している」(30代)と、半ば強制的に距離を取らせるママも。

さらに、「遊んでほしくない子どもと自分の子どもの遊んでいる様子をしっかりと見張る」(30代)、「先生にうちの子どもとその子どもと距離を取るようお願いする」(40代)のように、間接的に子どもに近づけないようにするケースもあるようです。

子ども同士のことだけに、親が介入するべきか、また介入するにしてもどうしたらいいものか、頭を悩ませている様子がアンケートからも見てとれます。いずれにしても、我が子の不利益になりそうな子は遠ざけたいと思ってしまうのが親心なのかもしれません。

(構成・文:末吉陽子/やじろべえ)