清武が絶賛したリオ五輪世代のアタッカーとは? 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 リーガ・エスパニョーラのセビージャでプレーする清武は、リオ五輪で戦った日本代表の試合をすべて観たそうだ。サッカーダイジェストの独占インタビューでも、彼は「リオ五輪での経験」について次のように語っている。
 
「この経験は彼らにとってすごく貴重なものになります。自分や(酒井)宏樹もそうだったように、五輪を戦ったチームからヨーロッパに挑戦する選手がどんどん出てきてほしいですね。彼らにとっても、ここからが楽しいんです。海外に出れば、五輪のような痺れる試合を日常的に経験できるんですから」
 
 そんな清武がリオ五輪代表チームで気になった選手はいたのだろうか?
 
「矢島くんや、(中島)翔哉。翔哉はオーストラリアでのアジアカップの時、サポートメンバーで代表に帯同していたんですが、そこで初めて見て、『こいつ、めっちゃ巧いな』って思いました。A代表の選手を相手にしても十分やれていた。リオ五輪でも良かったですしね」
 
 清武からそう称賛される中島は、リオ五輪後、Jリーグで輝きを放っている。途中出場した名古屋戦(8月27日)で終了間際に起死回生の同点ゴールを決めると、直近の湘南戦ではFC東京に流れを呼び込む華麗な先制ミドル。本人は「スピード感が足りない」というものの、ドリブルのキレ、フェイント時の上半身の使い方は目を見張るレベルにある。
 
 清武の「A代表の選手を相手にしても十分やれていた」というのは、決してお世辞ではないだろう。