リーマントラベラー東松氏

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 8月に続き、9月は旅行に出かけるサラリーマンが多い月だ。月の半ばにシルバーウィーク、その翌週には秋分の日があるため、すでに海外旅行の計画を立てている人も多いかもしれない。

 だが、サラリーマンの旅行は金銭面、日程面で制約が多い。失敗しない場所選び、充実した旅行となるには何が重要なのか。

 本記事では、現役サラリーマンながら世界一周旅行に挑戦しているリーマントラベラー東松氏に「社畜でも得した気分になれる海外旅行のコツ」を聞いてみた。

◆自分満足度+SNS満足度で考える

――どうせ行くなら金と時間をかけたけど旅行してよかったと思いたいものです。そのために意識すべきことは何でしょうか

「これまでは旅の満足度を決めるのは自分の充実度でした。しかし、いまや多くの人がFacebookやInstagramに旅の写真をアップしますよね? それでいいねがついたりコメントがついたりするともっと充実度が上がる社会です。なので、自分自身の旅の満足感に加えて、SNSの満足感が加わってきてる。SNSウケする旅行をすれば、自分の旅がもっと充実したものになるわけです」

――SNSウケする旅行とは?

「旅をした自分だけでなく、Facebookを見ている友だちも楽しめる旅行のことです。もっとも実践しやすいのは直行便が出ていない場所に行くこと。羽田や成田から直行便が出ているハワイやバンコク(タイ)、台湾などの場所は、どうしても友だちと被ってしまうことが多い。まだみんなが行っていない場所、ネットや本でも見たことのない場所の写真はやはりSNSで注目されますね」

 東松氏の旅行後の反応まで想定するのは「今っぽい」切り口だ。

◆本当に世界遺産に行くべきか考える

――行き先はどうやって決めればよいでしょうか。いつもネットを見て行き先を決められずに計画だけで終わってしまいます

「まず、世界遺産に本当に行くべきか考えてみてください。有名な世界遺産はキレイに撮れている写真がネット上にたくさん転がっています。現地に行って目の前で世界遺産で見るよりも、写真集で見たほうがよっぽどキレイなケースは少なくありません。あくまで私の場合ですが『ああ、地球の歩き方で見た通りの場所だ』と思っちゃうし、それをFacebookにあげても、友だちからは『いつも見てる写真だー!』という反応で終わっちゃう(笑)

 さらに、世界遺産は首都や主要都市からの移動時間が長いケースが少なくありません。1日のほとんどを使って移動して、写真で見たとおりの場所に行くくらいだったら、見る旅行より、体験する旅行をしたよいというのが私の考えです」

――体験する旅行とは?

「最近、ハワイなどのリゾート地ではスタンドアップパドルサーフィンが流行っています。こういうちょっと変わったことをすると満足度は途端にあがりますね。もちろん、SNSにアップしてもウケがよい。それから、私は見知らぬ土地の土曜の夜を歩くのが好きなんです。そこには街のリアルな息遣いが埋もれています」

◆ハワイ、セブ、バンコクではない!みんなが行かない場所は…

――では、日本人があまり行かないおすすめの場所は?

「ダナン(ベトナム)、ボラカイ島(フィリピン)、サムイ島(タイ)の3つがおすすめです。ダナンには幻想的なホイアンの港町があり、フォトジェニックです。ボラカイ島はお酒を飲む人にはおすすめです。ホワイトビーチを眺めながら水タバコを吸ったり、クラブで音楽に酔いしれたり。日本人が少ないので非日常的な気分に浸れますよ!

 サムイ島はすぐに近くにあるパンガン島で満月夜に開かれるフルムーンパーティに合せて行くのがおすすめ。次回は9月16日、その次が10月16日です!ほかにはフィリピンのディマクヤ島はジュゴンと一緒に泳げるので楽しいです」