食べこぼしをしたり、おもちゃを片付けない子供にイライラして感情的になって叱ってしまい、そんな時「ああ、なんて心が狭いんだろ。もっと良い親にならなくちゃ…」と反省した経験はありませんか? しかし、 無料メルマガ『子どもが育つ「父親術」』によると「完璧な良い親」になろうとすることが、むしろ子どもを苦しめる結果になるとか。ダメ親であることを受け入れ、ある「一つのこと」を守るほうが子育てには良いそうです。果たして、その「一つのこと」とは何でしょうか?

ダメ親、OK!

子どもを育てる親は誰でも、良い親でありたいと思う気持ちを持っているもの。しっかりしなきゃ、ちゃんと面倒見なきゃ、ガミガミ言いすぎないようにしよう、もっと遊んであげなきゃ…。

ただ、意志・気持ちはあっても、実際には完璧には程遠い…と感じる時も、ありますよね。今日お伝えしたいことの1つは、「いつでも『しっかりした親』『ちゃんとした親』である必要はない」ということ。

もともと親だって1人の人間です。自身の性質・経験・スキル・環境・制約があるのだから、「いつでもちゃんと」なんて絶対に不可能。無理をして頑張ったところで、長続きはしませんよね。

だから、「しっかりした親」「ちゃんとした親」でなくてもOK。もっと言えば、「ダメ親」と思えるような状態でもOKです。

ただ、いつでも「誠実」であることだけ、忘れずにいれば。

・家事がちゃんと片付かない日がある。というか、片付く日の方が少ない。

・要領・段取りが悪いせいで、子どもとの約束が守れなくなってしまった。

・バタバタしていて、子どもの話に対して上の空。

・イライラして、感情的にわめいてしまった。

こういったことがあったとしても、大丈夫。

・自分の不完全さを認めること

 「パパ、お仕事を片付けるのが遅くて、約束の時間に帰れなくなっちゃった」

 「ママ、やることがいっぱいで忙しくなると、ケイタの話をしっかり聞かなくなっちゃうね」

・子どもや他人に迷惑をかけたことを謝ること

 「ごめんね。ユイは今日の映画、楽しみにしていたのにね」

 「ごめんなさい。話をちゃんと聞いてもらえないと、イヤな気分になっちゃうよね」

・自分の起こした事態の収拾をつけること

 「来週の月曜日、お休みを取ることにしたよ。今度は絶対に映画を観に行けるように朝から1日お休みにしたんだ」

 「お洗濯だけ済ませちゃうからもう少し待ってて。その後、ゆっくりお話を聞かせてね。ママ、お買い物行くのはやめにするから、時間はいっぱいあるよ」

この3つを、心掛けましょう。誠実にその後の対応をしていれば、どんなミス・失態があっても大丈夫です。

「完全であることが大事」と教えられると、子どもは苦しくなります(決して完全にはなれませんから…)。むしろ逆に、こうした「ダメ親」のもとで「誰でも完全ではない」「完全でなくても良い」「ただし、自分のもたらした結果には責任を取る」ということを学べるとしたら、素晴らしい教育を親から得られたことになります。

もちろん、親としてよりスキルを高める(≒より良い親になろうとする)努力は、とても有意義なことです。ただ今日は、「より良い親であろうとするよりも、今のままで良いから、誠実にふるまうことの方が大切」ということをお伝えできれば、と思いました。

誠実であり続けることが簡単でない時もあるかも知れません。今日の内容を頭の片隅において、少しでも励みにしていただけたら、私もうれしいです!

image by: Shutterstock

 

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出典元:まぐまぐニュース!