8日、2015年の中国の名目GDP成長率は6%だったが、海外旅行の支出成長率は53%と高い水準だったことが明らかになった。

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2016年9月8日、香港紙・商報によると、新華社が7日に「中国海外消費年度指数報告(2016)」を発表した。2015年の中国の名目GDP成長率は6%だったが、海外旅行の支出成長率は53%と高い水準だったことが明らかになった。

報告書によると、15年に米国を訪れた中国人は259万人で、前年比18%増加。中国は米国を訪れる観光客数でブラジルを上回り、5位となっている。年間の米国滞在中の支出額は269億ドル(約2兆7500億円)で、同13%増。中国人観光客は米国で1日平均7400万ドル(約76億円)もの経済効果を生んでいる。

しかし、中国人民大学経済学院の専門家は、「米国を訪れる中国人の経済効果は高い水準にあるものの、近年は減少傾向も見られる」と指摘。観光スタイルも、これまでのようなショッピング目的の旅行や、慌ただしく各地を周遊する旅行から、内容を重視した旅行にシフトしている。

目的地での滞在日数は2.3日で、前年より0.4日増えている。とりわけモルディブやモーリシャスのようなリゾートアイランド、バンコクや東京、台北のような主要観光都市で滞在日数を1週間程度にまで増やす傾向が高く、世界各地で話題となった「爆買い」ばかりの旅行スタイルは過去のものになりつつある。

また、女性が中心の海外旅行も増加しており、すでに男性よりも女性の方が海外旅行の中心的存在になっている。年齢層でも、中高年よりも若者が主体となっており、40歳以下が6割を占めている。(翻訳・編集/岡田)