中国大陸からの観光客減少  大打撃の関連業者などがデモへ/台湾

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(台北 12日 中央社)中国大陸からの観光客が減少し、観光産業が大きな打撃を受けているとして、関連業者などによって結成された民間団体「百万観光産業自救会」が12日、大規模な抗議活動を台北市内で行う。

台湾では今年1月の総統選挙で独立派とされる民進党の蔡英文主席が当選して以降、中国大陸からの観光客が減少。同会では旅行会社やガイド、観光バス業者、小売店などさまざまな業種で影響が広がっていると苦境を訴える。

同会では政府に対し、国内旅行需要の拡大、中国大陸でのPR強化、東南アジア10カ国への観光ビザ免除など早急な対策を求める考え。

嘉義県では参加者が13台のバスに分乗し、台北を目指した。阿里山でレストランを営む男性は、客足が2割に落ち込み、30人いた従業員を10人に減らさざるを得なかったと語る。茶葉販売の女性は、「従業員の生計のため、立ち上がろうと思う。政府には台湾の観光産業を重視してもらいたい」と話した。

高雄でもおよそ600人が台北に向けて出発。関係者は、東南アジアからの観光客に対応できるガイドも不足しているとし、政府に対策を求めるとしている。

(汪淑芬、王淑芬、黄国芳、陳葦庭/編集:齊藤啓介)