白石あさえの目指せコースデビュー! 連載●第24回
〜カリスマコーチ内藤雄士がビギナーのために特別レッスン〜

●レッスン開始から5ヶ月で、ステップアップに必要なこと!

内藤雄士コーチ(以下内藤):これまでドライバーから始めて、ユーティリティ、ピッチングウェッジ(PW)と順にクラブを替えてレッスンを行なってきました。どのように振ればいいのかは、ある程度理解できましたか?

白石あさえ(以下白石):そうですね。内藤コーチに見てもらいながらだと、良い形が作れていると思うんですが、自分ひとりで練習するとまったく当たらない時もあるし、スイングの形もなんだか、おかしい感じがするんです。

内藤:今までは「ゴルフスイングはこういうものですよ」という外枠の形を説明してきたに過ぎません。ここから必要になってくるものって、何か想像がつきますか?

白石:練習量ですか?

内藤:その通りです。トップの形やインパクトの形は、ある程度頭に入れておく必要がありますが、その形を作ろうとしちゃダメなんです。ゴルフのスイングは一連の動きの中で成立するものなので、ボールに当てようとするほど上手く振れなくなります。上手くなるためには以下の3つが必要になってきます。

■上手くなるために必要な3か条
1:スイングスピードのアップ
2:ボールに当てようとしないこと
3:常に芯でヒットすること

内藤:1つ目のスイングスピードというのはボールを飛ばすために必要な要素ですが、単に腕力を使って速く振るということではなく、しっかり体の回転を使うこと。白石さんもスイングの理屈は理解できているはずなので、練習量を増やしていけば自然にスピードは上がりますよ。要するに球を打つことよりもスイングすることに慣れるということが大切なんです。

 スイングすることに体が慣れてくると、ヘッドが走り出して、クラブに振られるようになる。すると見た目の形もきれいになってきます。今は、形を頭で理解して、その形ばかりを意識しているから実際にスイングした時にボールに当たらないんです。

白石:2つ目のボールに当てようとしないことって難しいですよね。ひとりで練習場なんかに行くとどうしても当てようとしていると思います。

内藤:これはひとつ目の条件を含んでいる部分がありますが、だんだんとスイングできるようになると欲が出てきて、どんどんボールに当てようとしてしまうんです。だから、やり始めて最初のこの時期はとても重要で、今までやってきたことを頭に入れながら、しっかり"振り切る"ことが大切なんです。「スイングした結果、ボールに当たる」くらいの気持ちが必要です。

 3つ目は反復性の高いスイングをするという意味で、打つたびに違うスイングになるのではなく、毎回同じスイングをする。これが最も難しいことですが、反復性を高めることで芯に当たるようになることはもちろん、ミスを最小限に抑えることができます。コースデビューした時に、ミスの度合いが小さければ、同伴プレーヤーに迷惑をかけることもないし、やっている自分も楽しいはずです。

白石:わかりました。内藤コーチのレッスン以外の時間もできるだけ作って、自主練したいと思います。やっぱりどんなスポーツでも練習量は大事ですよね。頑張ります!

コーチのアドバイスを聞いて、スイングの形はきれいになったものの、芯に当たらないことも多かった白石さん。目標のコースデビューのために、練習量を増やすことを決意。「感覚を鈍らせないように、毎日クラブを握り、週に一度はボールを打つように」とコーチからアドバイス

(内藤雄士プロフィール)
ないとう・ゆうじ●1969年生まれ。東京都出身。日本大学ゴルフ部出身。ゴルフ部在籍中に渡米し、アメリカの最新理論を習得。1998年にプロゴルファーを教えるツアープロコーチとして活動を開始。日本にツアープロコーチという概念を持ち込んだパイオニア的存在で、丸山茂樹の米ツアーでの活躍の立役者となった。その後も多くのプロのサポートを行なう傍ら、ジュニアゴルファーの育成にも積極的に取り組み、日本ゴルフ界の根本的レベルの底上げに尽力している。ゴルフを中心としたメディアでのレッスンのほか、ゴルフネットワークでのトーナメント解説など、活躍の場は多岐にわたっている。

(白石あさえプロフィール)
しらいし・あさえ●1991年生まれ。千葉県出身。昨年念願だったグラビアデビューを果たす。今春からは各週刊誌でページをジャック、パーフェクトボディーが注目を浴びる。6月末発売の週刊プレイボーイ28号では、巨匠・渡辺達生氏らとコラボしたグラビアが話題に。学生時代はバスケットボール部に所属し、趣味はスノーボードというスポーツウーマンで、大型自動二輪免許も取得し、バイク好きでもある。ゴルフはクラブを触ったことがある程度というまったくの初心者だったが、この連載で着実に上達。「ボールが芯に当たるようになってきました。まだ、恥ずかしいので練習場では端っこにいますけど(笑)」。身長:164僉B:94 W:60 H:88 血液型:A型。

出島正登●取材・文 text by Ideshima Masato