10日、台湾で今年7月、中国からの観光客を乗せたバスの車内で火災が発生し、乗客乗員26人が死亡した事故の原因が自殺を図った運転手による放火だったと発表されたことを受け、中国当局は「強い憤り」を表明した。写真は事故現場。

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2016年9月10日、台湾で今年7月、中国からの観光客を乗せたバスの車内で火災が発生し、その後、ガードレールに衝突して、乗客乗員26人が死亡した事故について、検察当局は、自殺を図った運転手による放火が事故の原因だったと発表した。これを受け、中国政府で対台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室(国台弁)の報道官は、「この悪質な事件を故意に引き起こしたことを強く非難し、良心と人間性を失った行為に強い憤りを表明する」との談話を発表した。中国中央人民ラジオのニュースサイトが伝えた。

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台湾の桃園地方法院検察署(地検)は10日、事故の原因は自殺を図った運転手の男による放火だったとした上で、男を酒気帯び運転、放火、殺人の罪で起訴する予定だったが、火災で死亡しているため、不起訴処分としたと明らかにした。

国台弁は談話で、中国側は今後、賠償などへの対応を台湾側に促すとともに、遺族の関連事項の処理に全力を尽くして協力するとした。(翻訳・編集/柳川)