クビ経験者が大後悔 「上司とモメたら絶対やってはいけないこと」

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 大手企業でもリストラが行われ、あなた自身や夫もクビ切りと無縁ではいられない今日このごろ。

 では、いったいどのようなきっかけでクビになってしまうのか。実際のケースを取材してみた。

◆社長相手にキレてしまって激しく後悔

前田秀敏さん(仮名・43歳)元広告代理店/退職理由「社長に口応え」

 前の会社では、社員20人程度の小規模な広告代理店ながら部長だった前田秀敏さん。当時は「自分がいないと会社が回らない」と語り、自分の考えと合わなければ社長だろうと構わずにモノを申していたとか。

「現場を仕切っていたことで自分が優秀だと勘違いして、意見が通らないとふて腐れていました」

 ちなみに退職のきっかけとなったのは、社長がクライアントに行った広告戦略のプラン。前田さんは「却下されたはずの私の案を自分のプランとして提案された」と思い込み、激昂してしまったという。

「本当は一部が似ていただけにすぎなかったんですが冷静な判断ができず、“私に手柄を取られたくなかった社長の嫌がらせ”というストーリーが勝手に出来上がっていた。それで社長に抗議したら『文句があるなら辞めろ!』と言われので、そのまま家に帰ってしまったんです」

 まさに上司・社長がまっさきにクビ候補にあげる“何かにつけて反抗的で口答えをする”を地で行く態度だが、さすがの前田さんも「感情的になりすぎた」とこれには反省。翌日、そのことを謝罪しようと思ったそうだが、待っていたのは社長から突き付けられた退職勧告書だったとか。

 前田さんは、社長から退職勧告書を手渡され「社長が謝罪を促すつもりで半分脅しだったと後から同僚に聞かされたけど、あんなモノを見せられて自分も感情的になってしまい、引くに引けなくなった」という。

「順調なのに業績不振を理由にするなど取ってつけたような内容で、謝罪どころか再びキレてしまった。結局、社長と口論になって、勢いで『こんな会社、こっちから辞めてやる!』とその日のうちに辞表を叩きつけてしまいました」

 ただし、今となっては当時の態度を激しく後悔している。

「上司にあんな態度を取るなんて社会人として失格。会社をクビになっても文句を言えません」

 法律からいうと、退職勧告に応えるかどうかは、労働者側が決めてよいこと。

 だが、キレてしまえばおしまいだ。感情的になってしまったことに加え、勢いで辞表を出してしまったことで、退職になってしまった(だから正確には“クビ”ではない)。

 もしキレさえしなければ、今も部長職のまま現場で活躍していたかもしれない。

 後悔先に立たず。一時の感情で一生のジョブを失うことにならないよう、気をつけて会社生活を送りたいものだ。

―クビになる会社員の特徴【3】―