勉強やスポーツ時に、そのパフォーマンスを最高に引き出すために用いられるぶどう糖を1400mg配合した、いざという時に役立ちそうな『ボス ガッツ』。飲み過ぎは危険な気もするが…。

■血糖値を急上昇させるぶどう糖だから強烈に目覚める!

近年は糖質制限ダイエットが大流行。糖質オフ、ゼロ、カットの食品が多い中で、糖質をガツンと補給するタイプの缶コーヒーが挑戦的に現れた。サントリー『ボス ガッツ』(185g・希望小売価格 税抜115円・2016年8月23日発売)である。日頃から糖摂取を忌避しようとして苦心惨憺のダイエッターにはお勧めできない一品だ。


とはいえ世の中にはダイエットの必要のない人もいるわけで、そうした人にはそんじょそこらのエナジードリンクよりも即効性の高い目覚めを約束してくれるのが『ボス ガッツ』である。糖分と聞いて、砂糖でもいいんじゃないの? と思う人もいるかもしれないが、砂糖は多糖類でぶどう糖は単糖類。砂糖は体内で分解されてから吸収されるが、ぶどう糖はそのまま一気に吸収されるのが特徴だ。


そしてぶどう糖が役立つといわれる根拠は、脳の燃料がぶどう糖を使用しているから。なので受験勉強などで苦労している人には勧められることが多い。また瞬発力重視のスポーツも、筋肉がすぐ使える形ということで必要とされている。さらにこの『ボス ガッツ』は覚醒成分であるカフェインも従来の1.2倍に増量。この二つの要素から強烈に目覚めさせる効果が高いのだろうなと推測される。それでは飲んでみよう。ちょうど眠かったところだ。


プルトップを押し下げると深煎りコーヒーの良い香りがしてくる。酸味と苦味のバランスがちょうど良く、コーヒー感はしっかり。そして少々、甘い。砂糖とぶどう糖が両方入っているせいか、嫌な甘みではない。微糖慣れしている人には少し甘すぎるかもしれないが、疲れて甘いものが欲しい時には美味しく感じる味わい。缶コーヒーとしては美味しい部類にしっかり入るだろう。


ミルク感もしっかりあって飲みやすいので、あっという間に飲みきった。気持ちシャキッとしたような? カフェインは飲んで効くまで30分かかるので、これはぶどう糖のおかげだろう。なるほど、あと少しだけ頑張らなければならないけど、もう心も体もヨレヨレという緊急事態などには良いかもしれない。


ただ近年血糖値の急激な上昇は問題視される向きがあるので、常時『ボス ガッツ』片手に仕事をするのは避けた方が良いかもしれない。あくまでも緊急避難的に、ここぞという時だけの摂取にとどめておいた方が身のためか。健康な膵臓ならインシュリンが活躍してくれて血糖値を正常値に戻してくれると思うが、不安な人は避けておいた方が無難。


なので健康に自信があり、そのまま寝るのではなく、上がった糖分を使い切る自信がある人にお勧めしたい。あとエナジードリンクに目がない人は要チェックだ。