一緒に暮らしていると、夫に対してふとしたときに「あれ? この人、好きな人がいるんじゃないかな」と察することがあるという。

そんなとき、気付かないふりをして、相手から話してくれるのを待つのが良いのか、自分から「好きな人いるよね?」と聞いた方が良いのか。妻はどういう態度でいるべき? カウンセラー行政書士の武石晃一さんに聞いた。

「夫の浮気が発覚する前、疑惑の段階では、黙っていてどんどん気持ちが離れてしまうのも怖いし、責めても逆効果かもしれないと悩み、結局、見て見ぬフリをする女性は多いです。しかし、この時点では夫に言われるのを待つのも、妻側からストレートに『好きな人いるの?』と聞いてしまうのも、どっちも適切ではありません」(武石さん 以下同)

正解は、「夫の様子がいつもと違うと感じた段階で、『何かあったの?』と遠慮なくどんどん聞いてしまうこと」だそう。その理由は?

「最初は夫のことを信じる気持ちが高いですが、怪しい行動に気づくと、その気持ちがどんどん低くなっていきます。すると、『この人はそんなことをするわけない』という気持ちが限界まで下がり、信じる気持ちがなくなった段階で初めて口にするため、結果的に相手を責めてしまうのです」

●日頃から相手を気にかけているアピールが、浮気予防の秘訣!?

逆に、夫を信じる気持ちが高い人は、責める聞き方をしないという。

「夫を信じる気持ちが高いと、怪しい行動が見えても浮気の疑惑は棚上げしておいて、『仕事忙しそうだけど、大丈夫?』『疲れてる?』『メールばかり気にしているけど、どうしたの?』などと、心配の気持ちから聞くことができます。すると、夫は『妻が自分のことを気にかけてくれている』と、うれしく思うのです」

心理学的にも「信じれば信じるほど欲しいものが手に入るが、期待しない、信じないと手に入らない」と考えられているそう。

つまり、夫を信じる気持ちが高い段階でできるだけ早めに聞くことが、円満解決の秘訣であり、普段からマメに声をかけることが、浮気の予防策にもなるということだ。

とはいえ、疑惑に触れるのは、怖いもの。見て見ぬフリをすると、夫はどう感じてしまうもの?

「気づかないフリは、相手への無視・無関心ととらえられてしまいます。何を話したら良いかわからないときは、『なんて言ったら良いかわからない』と気持ちを素直に伝えましょう」

日頃からの言葉の積み重ねは、夫の気持ちを動かすはず。本気で「あなたのことを気にかけている」というメッセージをマメに送ることが浮気を予防&ストップする秘訣のようだ。

(田幸和歌子+ノオト)