9日、中潔網に「日本人はなぜトイレを崇拝するのか」と題する記事が掲載された。写真は日本のトイレ。

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2016年9月9日、中潔網に「日本人はなぜトイレを崇拝するのか」と題する記事が掲載された。

記事はまず、「日本に行ったことがある中国人は、みんな公衆トイレを見て感嘆するだろう」と指摘。利用者の多い地下鉄のトイレでも、「まるで新品のような清潔さ」が保たれていることや、トイレットペーパーが常備され、温水洗浄便座、身体が不自由な人のための手すり、便座の消毒液、音姫など、非常に便利であることを紹介する。

また、家庭においてもトイレはとても重要で、内部には芳香剤があったり、陶器の置物や絵画などが飾られていたりするなど、快適に過ごせる空間づくりがなされていると分析する。トイレ掃除についても言及する。「中国の子どもは夕食後に『食器はそのままにして、宿題をしてきなさい』と言われることが多い一方で、日本の子どもは母親と一緒にトイレ掃除をする」としている。

続いて、「日本人は世界的にもトイレに入る頻度が高く、使用時間も長い」と指摘する。その背景について、「日本の家庭のトイレには本棚が設置されていることも少なくなく、読書など自分の好きなことが出来るスペースになっている」「仕事のストレスで疲れた日本人は、便座に座って人生における禅の心を取り戻すことでリラックスできる」などと説明している。

さらに、「日本におけるトイレにはもう1つ、思いもよらない機能が存在する」と主張。それは、客をもてなすことだという。「禅寺では、トイレはその位置によって『東司』『西浄』『登司(南)』『雪隠(北)』と呼び分けられるが、日本では客をもてなす心得を『酒飯雪隠』と表現する」としている。

また、「日本人のトイレへの崇拝は、潔癖な民族性からだけではなく、宗教の信仰とも関わっている。日本には10万とも言われる神が存在しているが、トイレの神様である厠神(かわやがみ)はその中でも重要な地位にいるとされている。非常に美しい女神であるため、トイレをきれいにするときれいな子どもが生まれると言い伝えられている」と解説。

記事は最後に、一部の地域では、神様をまつるためにトイレで物を食べる風習もあることを紹介し、「このような中で育った日本人が、清潔なトイレに弁当を持ち込んで神様の前で食すというのは、決しておかしなことではないのだ」としている。(翻訳・編集/北田)