旅したくなる、日曜プチお悩み相談室 Vol.008/大宮エリーさん【中編】

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【毎週日曜6:00更新】
日々の暮らしの中には悩みが尽きないもの。そんな日常がちょっぴり息苦しくなった時は、旅に出てみませんか? 旅好きのあの人が、あなたの悩みを解決して素敵な旅先や体験を提案してくれます。今回は、日本中を旅し、表現を続けるクリエイターの大宮エリーさんが答える第2弾!



Photo by KENTA AMINAKA

【Q お悩み >>>自分を変える旅へ出てみたいです!(読者Sさん)】
【A お答え >>>どんな旅でも実は自分を変えてくれているんですよ(エリーさん)】

エリーさん「旅って人を変えてくれるんですよね。そのときは気づかなくても、いつか気づくと思います。“あの旅で、あの移動で、何か変化が、何かが始まったんだなぁ”って。だからどんな旅でも、少しでも自分を変えてくれている気がします。

私が旅に出るのは、疲れが溜まったとき。もうどこかへ行かねば、心が休まらない、リフレッシュできないと感じたときですね。忙しい最中でも、温泉や山、海とかに“えいやー”っとでかけます。だって旅に行かないと煮詰まっちゃうし、発想も湧かないので。いろいろ考える旅、そして、考えない旅。ひたすら癒されたり、充電したり…、忙しい今からたまには自分を切り離して旅に出てみる。そうすると、自分を変える“始まり”の予感がするはずです」



「シンシアリー・ユアーズ」で展示中の≪青とさんごの海≫は、沖縄久高島で神事の儀式に参加した後、神様のパワーをもらいすぎて40度の発熱中に描いた作品。「海の中でたゆたうような気持ちになってくれたら」とエリーさん。



同時開催「大宮エリーの商店街美術館」には、地元の子供たちがシャッターに絵を描いた作品も展示されている



「商店街美術館」の展示のひとつ、空き店舗にエリーさんが作った「アトリエ十和田」では、≪十和田の冬≫を展示。アメリカのシャスタ山や久高島で撮影した写真にもご注目!



「シンシアリー・ユアーズ」展示中に行われたライブペインティングのひとこま

【Q お悩み >>>そんな私におすすめの旅は?(読者Sさん)】
【A お答え >>>自分と対話する、十和田アートの旅はどう?(エリーさん)】

エリーさん「“浄化”と“気づき”のあるアートの旅はどうかな。アートを見ながら旅をするのは、自分と向き合う時間が生まれて自分自身と対話する、そんな作用がある気がします。

今、十和田市現代美術館で個展をやっているんですが、十和田にぜひ行ってみてほしいな。近くに渓流があって滝の側でゴロンとしたりすると、気持ちがすーっと軽くなりますよ。それに十和田湖や十和田神社は、とても力強い。いわゆるパワースポットなので、自分の中で何か変化が起こるかも!

今回は、空き店舗に“アトリエ十和田”っていう部屋をつくりました。そこで描いた絵、『十和田の冬』を展示しているんです。十和田の厳しい冬に見た木々たちは、夏の風や秋の空、春の息吹など、いろんなことを待ち望みながら、パワーを溜めこんでいたんだなぁって感じで冬の絵を描きました。そんな自然の力を感じられる夏や秋に、ぜひ観に来て欲しいです」



♪ PROFILE
作家、脚本家、映画監督、演出家、CMディレクター、CMプランナーなど、多くの肩書を持つクリエイター。広告代理店勤務の後、2006年に独立。2012年からは、「思いを伝えるということ」展や、「生きているということ」展など数々の体験型個展を発表する。現在は、週刊誌「サンデー毎日」の連載や、J-WAVE「THE HANGOUT」でラジオパーソナリティとしても活躍するほか、絵画展や写真展も開催。(Photo by KENTA AMINAKA)

♪♪ INFORMATION
美術館での初個展「シンシアリー・ユアーズ ―親愛なるあなたの 大宮エリーより」を十和田市現代美術館で〜9/25まで開催中。同時に市内の商店街を中心に「大宮エリーの商店街美術館」も行う。商店街の人たちとの会話から、シャッターに子供たちとライブペイントを行ったり、アーケードの屋根に虹のステンドグラスをつくったりと、街の人と一緒に制作した作品もたくさん。

WRITING/MAKI FUNABASHI