小さい頃、学校の宿題を家のどこでやっていただろうか。株式会社バンダイが8月22日に発表した調査結果によると、小学生の64.2%が自宅のリビングやダイニングで勉強しており、中学生でも39.7%が「リビング・ダイニングで勉強派」であることが明らかになった。この傾向、中国の人にはいささか奇妙に思えるようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 小さい頃、学校の宿題を家のどこでやっていただろうか。株式会社バンダイが8月22日に発表した調査結果によると、小学生の64.2%が自宅のリビングやダイニングで勉強しており、中学生でも39.7%が「リビング・ダイニングで勉強派」であることが明らかになった。この傾向、中国の人にはいささか奇妙に思えるようだ。

 中国メディア・捜狐は8日、「どうして日本の子どもは自分の学習部屋がないのか」とする記事を掲載した。記事は「子どもが自分の学習部屋を持つ、というのは中国の親からしてみればごく当たり前のこと。なぜなら、専用の部屋があれば勉強に集中できるからだ」としたうえで、作者が日本留学中に日本人の家庭を訪ねるうちに「日本の家には子ども専用の学習部屋がなく、子どもは普段リビングなどのオープンな空間で勉強をしている」と紹介した。

 そのうえで、日本の子どもがリビングで勉強する理由について説明。まず、学習部屋で勉強させようとすれば、個室であることをいいことに子どもがゲームをしたり携帯電話をいじったりしかねない点を挙げた。また、リビングで勉強させることで、親が苦労して食事を用意したりといった家事の様子を見せることにもなるとしている。さらに、最も大事な点として家族とのコミュニケーションが疎かにならないようにするため、という理由を伝えている。

 そして、「一見子どものことを一番に考えていないようで、実はしっかり考えている。そのやり方は、われわれが深く考え、参考にするに値するものである」と論じた。

 記事は「日本の家には子ども用の学習部屋が用意されていない」としているが、決してそういう訳ではない。多くの家庭には「子ども部屋」が用意されており、集中して勉強しようと思えばこの部屋でやればいいのである。その辺りを若干誤解しているようではあるが、いずれにせよ多くの子どもたちがリビングで勉強しているという傾向は、最初に示したデータから見て間違いない。

 個室で1人でいて、種々の誘惑に打ち勝って黙々と勉強ができる強靭な精神力を持った小学生など、そうは多くあるまい。リビングも何かと誘惑は多いが、親や家族の「目」があることで逆に宿題や勉強に取り組みやすいのかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)