朝起きたら青アザが!ぶつけた覚えはないのにどうして!?

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執筆:座波 朝香(助産師、保健師、看護師)


朝起きたら青アザが出来ているなんてことはありませんか?「よくあること?それとも病気?」と考えてしまうこともあるでしょう。

青アザができてしまうのは、とくに男性より女性に多いようです。なぜぶつけてもないのに、青アザが出来てしまうのでしょうか。

ご一緒にみていきましょう。

青アザの正体とは?

一般的にぶつけてできるアザのことを「青アザ」と呼んでいます。打撲の症状としてよくみられるものですね。打撲などによる青アザの正体は、「内出血」によるものです。

字のごとく、内側で出血が起こっているので、表面には血がでないのですが、皮膚を透して青く見えるということです。「出血斑(しゅっけつはん)」と呼ぶこともあります。

それでは、なぜ青く見えるのでしょうか?
身体は、何かの衝撃で出血が起こると、出血を止めようと働きます。内出血も同じで、皮膚の中で出血が起こると、その後血小板等の働きによって止血されます。

皮膚の表面の傷であれば、血液を洗い流せばきれいになりますが、皮膚の内側での出血なので、その場にしばらくとどまっていることになります。その後、何もしなくても、青アザが自然になくなるのは、皮膚の中で血液が吸収されているからです。

このように、どこかに衝撃が加わることによってできる青アザですが、ではぶつけてもいないのに内出血が起こるのはなぜなのでしょうか?

青アザができる病気とは?

ぶつけてもいないのに、内出血が起こる原因のひとつに、何らかの病気である可能性があります。
知識として、次の病気を知っておくと良いでしょう。

少しの刺激などで内出血(青アザ)ができやすい病気の例

・白血病

・特発性血小板減少性紫斑病

(※とくはつせいけっしょうばんげんしょうせいしはんびょう)

・薬剤性の血小板減少症

(血を固まりにくくする薬を飲んでいるときなどに起こる)

いずれも病気の成り立ちは違いますが、血を固めて止血をする機能に支障を来すことが特徴的な病気で、アザ以外にも、鼻血や歯茎からの出血、血尿など、出血を起こしやすい状態(出血傾向)になります。

病気じゃないけど身体からのサイン!

上記以外にも、治療の必要はなく経過観察で1週間ほどたてば自然に消え、症状が悪化せずに経過するアザもあります。これを「単純性紫斑病(たんじゅんせいしはんびょう)」といいます。

治療が必要な紫斑とは違い、鼻血などの出血傾向も、血液検査での異常も認めません。

原因ははっきりと解明されていませんが、遺伝や季節(とくに春・秋が多い)によるもの、あるいは月経中や疲れが溜まっている時などに多くみられる傾向にあるようです。多くの人が経験している青アザはこのタイプかもしれません。

しかし、見た目の「アザ」という症状は、とても主観的なもので、色や大きさなども実にさまざまです。そのため、実際に病気かどうかを判断するには、血液検査など必要な検査を受ける必要があるでしょう。

広範囲に広がってくる、かゆみを伴う、消えては出ることを繰り返す、出血しやすいなど、ほかに症状があるようなときには、受診をおすすめします。


<執筆者プロフィール>
座波 朝香(ざは・あさか)
助産師・保健師・看護師。大手病院産婦人科勤務を経て、株式会社とらうべ社員。育児相談や妊婦・産婦指導に精通。