1匹のネコとの出会いで生まれた印鑑が、愛猫家の心を掴んで離さないワケ

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苗字とねこのイラストが刻まれた印鑑『ねこずかん』を知っていますか?

ねこのイラスト付き“印鑑”

見た目は普通の印鑑ですが、印面にはなんとねこのイラストが!

印鑑のお堅いイメージを覆す、斬新なサービスがねこ好きの間で話題になっています。

実際に郵便物の受領印や銀行印など、従来と変わりない用途で使えるのも驚き。

なぜ、印鑑にねこを書こうと思ったのか。
ねこブームだから?
単純にかわいいから??

商品化へ導いた、株式会社岡田商会の岡山さんに『ねこずかん』の誕生秘話や反響について聞いてみました!

老猫コタローとの出会いが商品化のきっかけに

--なぜ印鑑にねこのイラストをつけようと考えたのでしょうか。

昨年2月に、私がねこを飼うことになったのがきっかけです。

たまたま保護猫カフェに遊びにいったところ、とても人懐こい10歳の老猫がいまして、あまりの人懐こさに一目で気に入ってしまい、里親になることにしました!

名前はコタローといいます。

一緒に暮らすうちに、すっかりねこの魅力に取りつかれてしまい、今ではねこ無しの生活はありえないと思うようにまでなりました。

また、ねこを通じてたくさんの熱狂的なねこ好きさんと知り合うことができました。

ねこのイラストが入ったはんこを作ったら、そういった方々に喜んでいただけるのではないかという考えから『ねこずかん』を企画いたしました!

--コタローちゃんとの出会いが『ねこずかん』を生むきっかけになったんですね!

はい。ただ、残念なことにコタローはもともと腎臓病であったため、昨年11月『ねこずかん』発売の約1ヶ月前に持病が悪化して天国へと旅立ちました。

『ねこずかん』のページには、生前のコタローの写真を使用しています。

思いがけずコタローとはお別れをする形になりましたが、『ねこずかん』はコタローへの想いやコタローとの思い出がこもった商品となりました。

ねこ好きのツボをつくデザイン

--印面のデザインが豊富で、様々なねこの種類やポーズを網羅していますね!

ねこはいろんな表情をする生き物だと思いますし、人間と同じくいろんなキャラクター(性格・個性)のねこがいると思います。

ですので、ねこ好きの方がいろんなキャラクターのねこちゃんを探せるように、多様性のあるデザインにしたいと思いました。

--印鑑という小さなスペースにデザインするには、相当苦労されたのではないでしょうか?

イラストのかわいらしさとバランスを考え、デザインの緻密さを追求しました。

荷物の受け取りや職場で認め印として使うセルフインクタイプ(いわゆるシャチハタ)は直径10ミリですし、ほとんどの金融機関で銀行印として登録できる黒水牛タイプ、木彫りタイプは直径15ミリです。

その中に、名前を一緒に収めても表現できるレベルでありながら、なるべく面白い表現ができるよう工夫をしました。

イラストの中には物陰からのぞき見するねこや足元にすり寄ってくるねこ、土鍋に入ったねこや上目づかいで見上げるねこなど……

ねこ好きさんなら共感していただける“ねこの習性”をとらえたイラストも含めており、細かい制約のなかでもねこ好きならクスッと笑えるようなポイントも反映いたしました。

サインだけじゃない印鑑の新たな需要

--こんなにデザインが豊富だと、まとめ買いをする方もいらっしゃるんじゃないですか?

最高で15本まとめて購入してくださった方がいます!

あまりに多いので、弊社担当が間違いではないか電話で確認をしたのですが間違いではありませんでした。

やはりすごくねこ好きな方で、お気に入りのねこちゃんで一通りそろえたいと思っていただいたようです。

またありがたいことに「全種類コンプリートしたいぐらいかわいい」「また新しいイラストが出たら買います」というお声もちょくちょくいただいています!

制作者冥利に尽きますね。本当にありがたくうれしいことです。

--自分用のほかに、ねこ好きの友人にプレゼントしたいな…なんて思っていますが。

プレゼントとして知人に贈られる方は非常に多いです!

ご購入者のうち4割ぐらいはプレゼントされる方だと思います。

具体的にはねこ好きな知人(たとえば同じ職場の方)やお友だちへのちょっとしたプレゼントに使われる場合、親御さんやお子さんにプレゼントされる場合が多いです。

自分用に買ったところ、お子さんに自分のも欲しいとねだられたというエピソードもお聞きしました!

ちなみにプレゼントとして贈る場合は、このようにラッピングをして届けてくれます!(ラッピングは無料)

--こんなに可愛い印鑑だったら、もっといろんな場所に押したくなりますね!

通常の印鑑とは違う使い方をしている方もいらっしゃいます。

私が把握させていただいているところでは、お手紙や封筒の裏に押したり、職場での仕事印やちょっとしたメモを他人に渡すときのコミュケーションとして押していると聞きました。

また、先生との連絡帳のやりとりや通信簿、あとご自分のスキューバダイビングの記録ノートに押していますというお声をいただいたこともあります。

みなさん想像以上に、ご自分で好きな使い方をして楽しまれている印象です!

全種類コンプリートする方や、文房具として気軽に使っている方がいるなど、『ねこずかん』は印鑑としての用途だけでなく幅広く活用できるんですね!

そういった多様性や制作側の熱い想いが、『ねこずかん』が愛される理由なのだと思いました。

デザインだけじゃない奥深い魅力が詰まった『ねこずかん』、将来はもう珍しいものではなくなるかも。