レモンが柑橘類の中でも、ビタミンCを豊富に含んでいる食材だと知っている人も多いことでしょう。しかし、ビタミンCが美容に良いといっても、レモンを毎日食べたり、たくさんの量を摂取するのはちょっと難しいですよね。

そこで今回、在来種柑橘農場『中吉屋』の代表を務める北村昂陽さんに“レモンの美味しい食べ方”を伺ってきました。残暑疲れで食欲がなくても、サラッと食べやすいものばかりですよ。

■レモンを味わうには“ジャム”にするのがおすすめ

「レモンは“実”に注目されがちですが、豊富なビタミンCを含有しているのは皮です。なので、本来はレモンの皮も食べて欲しいところ……。でもみなさんがスーパーなどでよく目にするレモンは農薬を使っている可能性もあるので、皮にえぐみなどがあり、あまり皮まで食べるという人は少ないのではないでしょうか?」と話す北村さん。確かにレモンを食べる時に、“皮”は捨ててしまいますよね。

「家庭では捨ててしまうことの多いレモンの皮ですが、ジャムであれば、皮まで丸ごとレモンを味わえますし、栄養も摂取しやすいんですよ」と続ける北村さん。

家庭でも簡単に作れるレモンジャムのレシピは、以下の通り。まず、丸ごと火にかけてしまうのがポイント。皮まで使える無農薬のレモンを選ぶと安心です。

(1)約5個のレモンを皮ごと念入りに洗います。洗ったレモンを鍋に入れ、水から沸騰させたまま、中火で30分間グツグツ煮ましょう。

(2)しっかり煮込み、柔らかくなったレモンを冷まして薄くスライス。この時に、種は取り除きます。

(3)レモンの重さと1:1になるぐらいの量の砂糖を加えて、鍋で煮ます。皮が柔らかくなってとろみがつけば完成です。

レモンジャムができたら、早速色々な料理に活用してみましょう。北村さんに家庭料理でも取り入れられるレモンジャムのおすすめレパートリーを伺いましたので、下記でご紹介します。

レモンの効能については過去記事「知れば丸ごと食べたくなる!“レモンの栄養”で肌も体もよみがえる理由」も合わせてチェックしてみてください。

■家庭料理でも味わい深い“レモンジャム”レパートリー4つ

(1)ペリエシャーベットジャム

フランスのカフェで瓶と一緒にサービスするのが定番となっているメニューです。レモンジャムで作った冷たいシャーベットをトッピングすれば、デザートカクテルに早替わり。隠し味にレモンサワーやミントを加えれば、さらに美味しさもアップするでしょう。

(2)バゲットカレージャム

カレーをバゲットにのせ、その上からレモンジャムをたっぷりかけます。カレーの辛味と、レモンジャムの相性は抜群です。

(3)サラダドレッシング

お好みのサラダに、レモンジャムをそえて。上品なレモンジャムの香りで、残暑疲れの胃にも優しいですよ。

(4)つけダレ

レモンジャムをつけダレにすれば、後味にレモンがふわっと香るお洒落な肉料理などを楽しめます。またサラダに炒めた鶏肉を盛り、レモンジャムであっさり頂くのもオススメです。

これなら単品で食べるのが少し難しいレモンも、手軽に様々な料理に取り入れられそうですね。レパートリーを見ても、食材問わず色々な料理にぴったりなレモンジャムは、アクセントにもなること間違いなしです。是非試してみてください!

【取材協力】

※ 北村昂陽・・・在来種柑橘農場『中吉屋』 代表。1983年に広島県呉市に生まれる。大学卒業後は某映像制作会社勤務を経験。2013年に実家の農家を継ぎ、在来種柑橘農場『中吉屋』として活動を開始。同年、パリ国際見本市第109回フォーワールド・パリに出展。