ドイツ車「up!」の試乗会がイタリア・ミラノで行われたのはなぜ? セレブ海外試乗会

写真拡大

 担当Kです。今回は、激安輸入中古車など貧乏企画が染みついている我々には無縁の“セレブ海外試乗会”のお話です。いいクルマに乗って、名所を観光して、優雅なランチでオホホと談笑。コンビニ弁当を食べながら、限られた時間で撮影する貧乏人とは別次元! 我々もいつの日かイタ〜リアに渡って、彼の地の激安中古車事情を探りたいと思います。

吉田由美=文 Text by Yoshida Yumi

◆貧乏編集部は無縁。有名ジャーナリストだけが知っている!セレブ海外試乗会

 読者のみなさま、お久しぶり♪ みなさまにお目にかかるのはかれこれ数年ぶりのカーライフ・エッセイスト吉田由美です。当欄担当者は私のことをお忘れだったのかしら? ひどいわ〜(笑)。

 そんなことはさておき、今回は素敵なクルマたちと巡った、イタ〜リアの旅の模様をお届けするわね!

 今回の旅の主な目的は、マイナーチェンジしたフォルクスワーゲン「up!」の試乗。日本に導入されるのは来年だけど、ひと足早くイタリア・ミラノで行われた国際試乗会へ参加してきたの。

「フォルクスワーゲン(VW)って、ドイツのクルマなのに、なぜイタリアで試乗会?」と思われる方もいるはず。これは日本のメーカーの試乗会でも同じだけど、試乗場所はそのクルマのイメージを考慮しつつ、写真映えして、しかもクルマの良さが生きる場所がセレクトされるの。今回選ばれたミラノは、イタリアのファッションの中心でありつつ、イタリア経済の中枢を担う大都市。加えてコンパクトカーが活躍するのにピッタリな道路事情(要するに狭い道が多い)ということで、選ばれた模様よ。思えば先代「up!」の国際試乗会も、同じイタリアのローマ。ローマはお洒落な「up!」のイメージとVWのデザインを統括するデ・シルバ氏の故郷ということで、ローマにこだわったとか。「up!」はその小さなボディに、VWの大きな期待を背負っているの。

 でも、せっかくミラノまで来たのだから、まずは観光! ミラノの象徴「ドゥオーモ」や、ミラノ市ゆかりのヴィスコンティ家の「スフォルツェスコ城」、最新の有名建築物で「Bosco Verticale(垂直の森)」という緑のタワーマンションなども見学したわ!

 ようやく新型「up!」に試乗したのはミラノ到着3日目(笑)。目的地はミラノ市内から北へ約40辧H鮟訝魯灰盡佝覆砲△襯僖譽好曠謄襪茵E喘罅運転を交代したり撮影をしながら、ボディカラーが新色ティールブルーで白い屋根の「move up!」に試乗したの。

⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1192859

 新型は、現行より全長が60伉垢なり、前後のライトやフロントマスク下部分などが少し変更に。そして新しく加わった1リッター3気筒ガソリンターボエンジンを搭載し馬力は90馬力にアップ! 確かに少しパワフルになったぶん、加速時のストレスはなくなったかも。でも、ここで残念なお知らせ。日本には今のところ、90馬力モデルの導入予定はないそうよ〜(残念!)

 パレスホテルでのランチ後、少し移動して景色が良い「ヴィラ・レオー二」で撮影&「up!」開発陣へのインタビューをし、次に試乗したのは、若者に人気のヘッドフォンブランドbeats社のオーディオを搭載した限定車「up! beats」。こちらは従来の3気筒ガソリンエンジンで75馬力。スマホとペアリングする専用アプリも設定されているし、安全装備「シティエマージェンシーブレーキ」もあるわ。美しい景色に後ろ髪を引かれつつ、ステキな音楽とともに、この日のゴール、マルぺンサ空港へ向かったの。

 翌日からは今秋、日本に追加導入される2リッターエンジンのパサートで、『ロミオとジュリエット』で有名な歴史のある町ヴェローナへ。ランチは丘の上にある農家レストラン「Agriturismo Dongili」。前菜からデザートまですべてここの畑で採れたお野菜ばかり。とってもおいしかったわ♪

 そのまま水の都ヴェネツィアへ移動したけど、ここからが今回の旅の一番の贅沢よ! なにしろ試乗会なのに、クルマを港の駐車場へ置きっぱなしにして、(クルマが入れない)ヴェネツィアへ貸し切りの水上タクシーで観光をしつつ移動したの。

⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1192888

 工事中の「リアルト橋」をくぐり、「サンマルコ広場」脇の船着き場に到着。広場でお茶したり、生バンドの演奏を見たり街中を探索したり。なんとも贅沢過ぎる4泊6日のセレブな試乗会でしたわ。

【結論】
新型「up!」を表現すると「カラフル」「お洒落」「スマート」「カジュアル」「元気」。「up!」が目指しているのは同じドイツの「MINI」や「スマート」よりも、ザ・イタリアな「フィアット500」なのかも!