「お〜いお茶」、「生茶」と並んで、ペットボトルの3大緑茶シェアの一つサントリーの「伊右衛門」。20種類以上もの茶葉・抹茶を茶匠が組み合わせ、深い味わいを実現する「伊右衛門」だが、実は季節ごとに味が変わっているのはご存知だろうか。季節は秋。今回は『サントリー緑茶 伊右衛門 秋』の香りと味を堪能することにしよう。

■ペットボトル飲料とは思えない香ばしさ!もうお茶は煎れなくてもいいのでは?

 

人は季節ごとに香りの好みがある。確かに、春・夏はさっぱりしたものを好むのに対して、秋・冬はこってりしたものを好む傾向があるのは誰しもが実感しているだろうが、気温や基礎代謝量の変化が関係しているのだとか。

 

日中は暑いが夜はすっかり涼しい日も多くなったので、秋にピッタリの「伊右衛門」を、夏味と比べながら飲んでみることにした!

『サントリー緑茶 伊右衛門 秋』(500ml・希望小売価格 税抜140円・2016年8月23日発売)のパッケージは、氷が入ったグラスに青々としたもみじが涼し気な夏と違って、紅葉や銀杏がはらはらと散るように描かれていて秋らしい。

 

夏味と秋味の色に違いはなかったが、飲んでみると味と香りは全く異なっていた。

後味がすっきりしていて、キリっとした抹茶の苦味と渋みがのどを潤す夏味に比べ、秋味は香ばしさの中に甘味がある。のどに香ばしさと緑茶独特の深みがふんわりと残るので、夏味のように氷を入れてがぶがぶ飲みたいとは思わず、温めてゆっくり味わいながら飲みたいという衝動に駆られた。

 

記者はこの記事を書くまで「伊右衛門」が季節ごとに味が違うとは知らず、パッケージだけが変わっていると思っていた。比べてみて初めて、ペットボトル飲料なのに香りや深みまでしっかり楽しめることに大変驚いた。

秋味の香ばしく深い味わいは、寝かせ茶葉を使用しているからこそ実現するのだそう。茶葉を寝かせることで、お茶に含まれる酸素が働き、新茶特有の爽やかな香りから、花や果実を思わせる甘い香りへと変化するのだ。

 

緑茶の旨みはテアニンという成分による。上質な茶葉であるほどテアニンの含有量が多いとされていて、「伊右衛門」にはそのテアニンが多く含まれているのも、「伊右衛門」のおいしさの秘密だ。

安全面にも万全の体制を取っており、一般的な茶の3倍の300項目もの農薬について、付着していないかを調べ上げる徹底さと、築き上げてきた信頼関係だからこそのトレーサビリティ体制を取っているのも、「伊右衛門」が売れているワケなのだ。

 

さすが三大緑茶の一つ。こういうおいしいペットボトル緑茶が発売されるから、日本人は緑茶を煎れる習慣が減りつつあるのだなと痛感した。煎れたようにおいしいので、わざわざ煎れる必要もあるまい。

まだ日差しが強く汗をかくことも多いので、夏味も十分美味しく感じられるが、秋の夜長に読書しながら、香りを楽しむ目的で飲んだらおいしいだろうなと想像できた。抹茶が下に沈殿していることもあるのでよく振ってから飲もう。