10日、RFI中国語版サイトは記事「ベトナムのグエン・スアン・フック首相が訪中、南シナ海問題の影射す中越関係の修復目指す」を掲載した。経済的には深い結びつきがある中越だが、南シナ海問題が影を落としている。

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2016年9月10日、RFI中国語版サイトは記事「ベトナムのグエン・スアン・フック首相が訪中、南シナ海問題の影射す中越関係の修復目指す」を掲載した。

ベトナムのグエン・スアン・フック首相は10日から約1週間にわたり中国を訪問する。主な議題となるのは経済協力だ。ベトナムにとって中国は主要な貿易パートナー。ベトナム側統計によると、16年上半期の中越貿易額は前年同期比2%増の323億ドルに達した。うちベトナムの輸入が232億ドル、輸出が91億ドル。訪中によって中国にさらなる市場開放を求めるものとみられる。

経済的には深い関係がある一方で、外交的には緊張が走っているのも事実だ。南シナ海の領有権をめぐり、中越は鋭く対立している。今春にはベトナムが権益を主張する海域に中国が石油採掘リグを設置。両国の巡視船、漁船が対峙する事態となった。首相の訪中でこの溝が埋められるのか注目されるが、経済協議を優先させて南シナ海問題は取り上げられないと予測する声も上がっている。(翻訳・編集/増田聡太郎)