[OH!バンデス-ミヤギテレビ]2016年9月1日の放送では、最強の毒キノコ「カエンタケ」が宮城県内の公園で発見されたという話題が放送されました。

カエンタケが見つかったのは、大衡村にある「万葉クリエートパーク」で、仙台キノコ同好会の佐々木勲さんが偶然発見しました。


触るな危険(Kouchanさん撮影、Wikimedia Commonsより)

最悪の場合は、死に至る

カエンタケは赤く細長い手の指のような形をした毒キノコです。触れただけで皮膚がただれ、摂取すると数十分で発熱、嘔吐、下痢、手足のしびれなどを引き起こします。さらに、摂取した数日後、消化器不全や小脳萎縮による運動障害などの脳神経障害により死に至ることもあります。

ブナやコナラなど、ナラ類の広葉樹林の地上に群生し、宮城ではここ数年で、「多賀城廃寺跡」や「台原森林公園」などで発見されています。

木の根元だけでなく、ベンチの下や遊歩道の脇などで発見された例もあるので、子供が間違って触らないように気をつけて欲しいのとのことです。

また、食用のベニナギナタタケと間違えやすく、実際に間違って摂取してしまう例もあるので、これからの季節、キノコ狩りやアウトドアを楽しむ際には間違えて摂取しないように注意しましょう。(ライター:長沢あきこ)