10日、韓国メディアが、韓国・済州島を訪れた中国人観光客が同国の文化財である“岩”を削って持ち帰っていると報じたことについて、環球時報が反発する記事を掲載している。写真は済州島。

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2016年9月10日、韓国メディアが、韓国・済州島を訪れた中国人観光客が同国の文化財である“岩”を削って持ち帰っていると報じたことについて、環球時報が反発する記事を掲載している。

韓国・ソウル新聞などは9日、済州島の代表的な観光名所である龍頭岩が、中国人観光客によって削られ、持ち去られていると報じた。龍頭岩は、長い年月をかけて波や風に削られて龍のような形になった奇岩。済州特別自治道記念物57号に指定されていて、破損した場合は文化財保護法により5年以下の懲役または5000万ウォン(約460万円)以下の罰金が科されるという。

龍頭岩がある場所は済州空港から近く、帰国前に時間をつぶしに訪れる中国人も多いという。現地住民からは、中国人観光客によるこうした天然石の持ち去りのほか、海産物の捕獲、ごみのポイ捨てなどに対する不満の声が上がっていたそうだ。

この問題を議会で取り上げた済州特別自治道のイ・ギョンヨン議員は、「中国人は龍を崇拝しているため、龍頭岩の周りの石を持ち去っている」と指摘。空港の検査で発見されるケースも多く、「問題は深刻で厳しく取り締まる必要がある」と述べた。

これに対して、環球時報は中国人観光客の行為の是非には言及しなかったが、「イ・ギョンヨン議員は、過去にも中国に関する問題で“難癖”をつけたことがある」と指摘。イ議員が過去に、中国人観光客に歓迎を示した済州空港を批判し「中国人が増えると別の問題が引き起こされる」と指摘したり、中国企業の済州島での建設プロジェクトに反対したりしたことを伝えている。(翻訳・編集/北田)