©Natsuka Murata

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代官山・GALLERY SPEAK FORで、9月30日(金)から10月12日(水)まで、村田なつか氏の個展「けもの」が行われる。

村田なつか氏は、主に森の生き物を題材として、ファンタジックな水彩画を発表し続けている新鋭の作家。

キツネ、クマ、ウサギ、リスなどの、思わず目に焼きつけたくなる佇まいとしぐさを、大自然の情景のなかで可憐な風合いに描写している。

けものたちを筆で愛撫するように定着させる、彼女の丁寧な技量と、天空から見守るような大きな包容力に、見るものは心地よい温かさを感じることができる。

まるで童話本や絵本のワンシーンを思わせる、ストーリー感覚溢れた構想力は、透明水彩の独特な滲みとマスキング技法とを駆使することで、より洗練された境地に至る。自然の陰りや発光感まで豊かに表現する余白の巧みな使い方も、この先の進化を期待させる。

動物イラストレーションの王道でありながら、ただ可愛らしいだけではなく、最近の個展では鉱石と動物との組み合わせシリーズを試みるなど、グラフィカルでシュールな着想の面白さも垣間見せている。

そのほか、グループ展では、水彩画を多様な形に応用・展開するオリジナル雑貨類も好評となっている。ピンズ、缶バッジをはじめ、Tシャツ、マスキングテープなどの雑貨類も豊富に紹介・販売される。

同展は、村田氏にとって初めての本格的な個展となる。「動物を描く時、筆先の流れから生まれる毛並みが、自然に筆を動かしてくれている感覚がある」という彼女。日々、その筆で撫でている「毛むくじゃら」のモチーフたちへの愛がタイトルに込められている。新作を含め、過去の代表作を中心に大小約40点の作品を展示・販売する。

<ギャラリートーク>
2016年9月30日(金)18:30〜19:00 入場無料
作品解説=村田なつか

<作者プロフィール>
村田なつか イラストレーター
1990年、茨城県生まれ。東京工芸大学芸術学部デザイン学科を卒業後、本格的に創作活動を開始。おもに水彩を使ったイラストレーションと、絵の世界をもとにしたアクセサリーを発表。渋谷・ロゴスギャラリー、Loft各店をはじめ、様々な手創り市やクリエイターイベントなどへも積極的に参加している。過去の個展に「ZOO」(’13年、ARTON Gallery)、「森のなか」(’15年、新宿マルイアネックス FEWMANY)、「鉱石に住む」(’16年、同)がある。’15年、自作ZINE「ほしのふるひ」を発表。

<開催日時>
2016年9月30日(金)〜 10月12日(水) 毎週木曜休
11:00〜19:00  最終日のみ18時まで

<会場>
GALLERY SPEAK FOR
(東京都渋谷区猿楽町28-2 SPEAK FOR 2F)

※展示作品は全て販売いたします。
※会場の都合により祝花などは固くお断りいたします。
※未就学児童のご入場はご遠慮ください。
※最終日のみ18時までとなりますのでご注意ください。

(2016年9月10日時点の情報)