Doctors Me(ドクターズミー)- 【カップルで寝る】ケンカが増えたら就寝・起床時間を揃える

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時々会うだけの恋人関係から、同棲や結婚によって一緒に暮らす関係にステップアップすると、それまで気づかなかった相手の一面が見えてくるもの。生活スタイルの細かな違いなどが重なり、かつてのようにラブラブではなくなったとか、最終的に破局を迎えた…という話はよく聞きます。

一緒に暮らし始めても、付き合い始めたばかりのカップルのようにラブラブな関係を維持するためにはどうすればいいの? とお悩みのFuminners(フミナーズ)読者のみなさん、そのコツは、“カップルは同じ時間に起きて寝る”ことにあるようですよ。

カップルがラブラブじゃなくなるのは寝る時間と起きる時間がバラバラだから?


これまで睡眠に関する様々な研究が各国で行われていますが、専門家の多くが「独身者より既婚者の方が、不眠症などの睡眠問題が少ない」と指摘しています。これは、カップルで生活することで、入眠・起床時間にもリズムができて安定するからだと考えられています。

しかし昨今はそれぞれが仕事に出ていることが多く、カップルであっても生活パターンや睡眠パターンを合わせにくいもの。一緒に暮らしていても寝る時間がバラバラで、寝室も別というカップルも少なくありません。

しかし、そのような状況が続くと、二人の関係性は険悪なものになってしまう模様。多くの専門家は、「別々の時間に寝るカップルより、同じ時間に寝るカップルの方が、二人の関係性に対する満足度が高い」と述べており、逆に、寝る時間がバラバラのカップルの場合は、ケンカが増える、一緒の活動や会話が減る、セックスの回数さえ減る…と散々な状況に陥ってしまっていることが多いのだそう。

2010年に、カップル29組の睡眠パターンと二人の関係の満足度を調査したピッツバーク大学が行った研究(※1)では、

●男性の場合、ぐっすり寝た後の方が二人の関係性の満足度が高くなる
●女性の場合、二人の関係性の満足度が高い日の夜のほうがぐっすり寝られる

という男女の違いが明らかになりました。女性はパートナーとの関係性が睡眠の質を左右する、男性は睡眠の質がパートナーとの関係性に影響を与える…。女性のほうが感覚的というこの結果、みなさんも身に覚えがあるかもしれませんね。

また、2014年にSLEEPの第28回年次学会でも面白い研究結果が報告されています(※2)。46組のカップルの睡眠サイクルを10日間にわたり追跡調査した結果、同じベッドで寝ている仲良しカップルのうち、75%は就寝・起床時間が同じであったというのです。

特に結婚生活に対する満足度が高い女性ほど、パートナーとの就寝時間&起床時間にズレがなかったそう。

先のピッツバーグ大学の研究結果もそうですが、カップル円満の秘訣は、同じベッドで寝ること、就寝・起床時間を合わせること、といえそうです。

大きいベッドで一緒に寝るのがベター。カップルはお互いに“相手に合わせる”努力が大切


そうはいっても、就寝・起床時間を合わせることはなかなか難しいものです。イギリスのベッドメーカーWarren Evansが2000人を対象に行った調査(※3)によると、75%がカップルで別々の時間に寝ており、30%以上が「睡眠スケジュールの違いによりケンカをしたことがある」と答えたといいます。

睡眠スケジュールを合わせない要因として53%が「勤務時間が違う」ことを挙げていますが、「ベッドの大きさ」も一つの要因。キングサイズなど大きなベッドで寝ているカップルに比べると、小さいベッドで寝ているカップルのうち49%が「週に4回以上相手の動きで起こされる」と不満を抱えていることもわかりました(※3)。

ベッドサイズを変えることは比較的すぐにできる解決法ですが、カップルでお互いの睡眠時間を合わせるのはなかなか大変なこと。専門家は、「別々に寝る前に、カップルで最善策を話し合うことが重要。円満を保つには、普段別々に寝ていても、たまには同じベッドで一緒に、寝る前の濃密な時間を過ごすのが大切」といいます。

カップルで話しあい、円満な生活を送っている例として、ウォールストリートジャーナル誌に掲載されたあるカップルのエピソードをご紹介しましょう。

夫のロバーツさん(36歳)は毎朝5時に目覚め、散歩やランニングをする典型的な朝型人間であるのに対し、妻のモ-ガンさん(31歳)は夜遅くまで起きているため、7時40分過ぎになんとか起きるという状態で、二人の睡眠スケジュールはバラバラだったそう。もちろん、ロバーツさんはモーガンさんと一緒に朝の活動をしようと、何度もオファーしていたそうです。

最終的にこのカップルは話し合いを重ね、モーガンさんが平日の朝、起床時間をロバーツさんに合わせる代わりに、週末は朝寝坊し、早起きのロバーツさんが子どもたちの面倒を見るなど、折り合いをつけたと言います。モーガンさんの方が朝寝坊をするというのは面白いアイディアですよね。

やはり、同じベッドで過ごす時間が長いほど、カップルのラブラブ度がアップし、お互いによく寝ることができるという話は本当なのかも。最近関係がうまくいっていない…という人は、パートナーと睡眠スケジュールを合わせる試みをしてみるのがよいかもしれませんね。

参考:
(※1) American Academy of Sleep Medicine
(※2)Hasler, Brant P, et al; Psychosomatic Medicine: October 2010, Vol. 72, Issue 8, pp794-801
(※3)The Wall Street Journal