日本を訪れる中国人の多くが「日本のサービスはすばらしい」と絶賛する。日本では1人の客、1人の人間として尊重され、非常に清々しい気持ちになるのだという。日本人としては当たり前のように日々受けているサービスであるため、その質の高さはなかなか気付きにくいものだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本を訪れる中国人の多くが「日本のサービスはすばらしい」と絶賛する。日本では1人の客、1人の人間として尊重され、非常に清々しい気持ちになるのだという。日本人としては当たり前のように日々受けているサービスであるため、その質の高さはなかなか気付きにくいものだ。

 では、中国のサービスの質とは一体どれだけ酷いのだろうか。中国メディアの和訊網はこのほど、老舗飲食店を例に中国の飲食店における「接客態度」を紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本メディアがこのほど、中国で100年以上も続く老舗料理店を取材し、そのサービスの質の低さを伝えたことを紹介。日本の場合、客が来店した場合はスタッフが客を席まで案内してくれることが一般的だが、中国の老舗料理店の場合は、スタッフが「席は自分で探せ」と客に命じ、さらに厨房では料理人がスマホに夢中になっている様子が日本で報じられたと紹介した。

 続けて、中国のクチコミサイトにおける同料理店に対する評価として、「不潔」、「汚い」、「床や椅子が油でベタベタしているうえ、サービスの質が低い」といったクチコミが寄せられていることを指摘し、「これだけ質の低い老舗料理店が存在する国が世界中のどこにあろうか」と疑問を投げかけた。

 一方で記事は、日本では100年も続く企業や料理店であれば、社会的に非常に高い地位を確立していることが一般的であり、企業や料理店もその地位に見合った質の高い製品やサービスを提供できていることを指摘。だからこそ、日本は100年以上も続く企業が世界でもっとも多く存在する国なのだと指摘している。

 記事が紹介している中国で100年以上も続く老舗料理店のサービスは、中国の水準で見れば特に酷い水準ではない。中国にも日本式のサービスを提供する企業や飲食店も存在するが、全体的に見れば記事が紹介している老舗料理店のようなサービスや接客態度が大半だからだ。訪日した中国人が日本のサービスや接客態度に感動するのは、中国では店員が客をそっちのけで携帯電話をいじっていたり、購入した製品を客に投げたりするような対応が普通のことだからなのだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)