[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2016年8月29日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、歌の1番、2番についての言い方について検証していました。

全国的には、1番、2番なのですが、石川県と富山県だけ、「1題目(いちだいめ)」、「2題目(にだいめ)」と言うのです。

画像はイメージ(MaxiuBさん撮影、flickrより)

日蓮宗の影響?

辞書で「だいめ」を調べると載っておらず、代わりに同じ漢字の「題目(だいもく)」が載っています。「だいもく」とは、日蓮宗の「南無妙法蓮華経」の7文字のことを指します。

日蓮宗のお寺の人の話では、歌には人生の教訓が込められているので、「だいもく」を唱えるのと同じような感じで「だいめ」が使われるのではないかということでした。

そして、金沢大学で方言を研究している教授によると「だいめ」は、れっきとした方言であるものの、方言集にも載っていない謎の言葉なのだそうです。考えられるのは、次の4つ。

(1)日蓮宗のお経の題目の影響を受けている
(2)石川と富山がまとまっていた江戸時代に加賀藩領域で発生した
(3)「だいもく」を誤読、または意識的に区別して言った
(4)明治以降の音楽教育で普及した

ここで浮かぶ疑問が、石川県は浄土真宗が盛んなのに、なぜ日蓮宗? ということです。しかし、江戸時代全国から優秀な武士が集まり、加賀藩にもいろんな宗派がありました。日蓮宗は2番目に多い宗派だったのです。

明治時代に音楽教育をした旧武家の子孫が日蓮宗の宗派で、「題目」が広まっていたということも不思議ではないことなのです。

「だいめ」を変換して「題目」にならなかったことで、筆者もはじめて方言であることを実感しました。(ライター:りえ160)