中国で使用される成語の一つに「韜光養晦(とうこうようかい)」というものがある。才能を隠して内に力を蓄えるという意味があり、現代においては1990年代の中国の外交方針としてトウ小平氏が強調して用いていたことで知られている。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国で使用される成語の一つに「韜光養晦(とうこうようかい)」というものがある。才能を隠して内に力を蓄えるという意味があり、現代においては1990年代の中国の外交方針としてトウ小平氏が強調して用いていたことで知られている。

 中国メディアの捜狐はこのほど、日本経済衰退論について取り上げ、「これは中国の韜光養晦にも通じる日本の策略であり、この策略に騙されてはいけない」と読者に警戒を呼びかける記事を掲載した。

 記事は日本の対外資産残高が世界一の規模であるという点や、日本の国内総生産(GDP)が減少はしていないことを指摘し、「事実上、日本はすでに世界屈指の経済強国としての実力を備えているのに、どうして衰退したと言えるだろうか」と主張。成長していないからといって、衰退しているという見方は日本には当てはまらないと主張した。

 さらに、日本が日本経済衰退論を唱えるのは中国の韜光養晦にも通じる策略だと指摘。「日本国内には問題が山積み状態であるため、まるで日本がさんざんな目に遭っている印象がある」と説明する一方、「これはすべて日本の策略である」と主張。日本が策略を用いているのは「世界の人びとに同情を示させ、日本に対する警戒心を抱かせないようにする」ためであると説明した。

 記事の主張は、日本は諸国家との円滑な関係を享受するためにあえて「貧しさを装っている」という内容だ。つまり、貧しさを装う日本に同情を示す必要はないというのが記事の要点になるだろうが、いかに中国が日本に警戒心を抱いているかがよく分かる内容と言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)