のん

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能年玲奈から改名し再スタートを切った“のん”が、9月9日、都内で行われたアニメーション映画『この世界の片隅に』の完成披露試写会に、片渕須直監督と、原作者のこうの史代氏とともに出席した。のんは「幸せな映像で満ちている作品。声の挑戦でしたが、セリフが入っていなくても映像だけで泣けてしまいます」と自身の言葉で作品をアピールした。

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本作は、第2次大戦中の広島・呉を舞台に、絵が得意な少女・すずの視点を通じて、大切なものは何かを理解し、前に進んでいく姿を叙情的に描いたアニメーション。

改名後、初めてのイベントに参加したのんは、やや緊張気味な表情で「素晴らしい作品に参加させていただきうれしいです」と語ると「この作品を見ていると、戦争が生活の中で隣り合わせにあることが実感でき怖かった。だからこそ普通の生活の大切さを感じました」と感想を述べた。

非常に作品に感情移入したというのん。そのためすずについて、多くの疑問が沸いたという。片渕監督は「(のんには)すずの気持ちについてたくさん質問されました。すずを理解しようとしてもらえたことにより、僕自身も作品の本質をとらえることができました」とのんの姿勢を賞賛。そんな片渕監督の発言にのんは「しつこすぎてすみません」と恥ずかしそうに頭を下げていた。

また、すずとの共通点を聞かれたのんは「ボッとしているところ。だけど気の強いパワフルなところは似ていると思います。そこから探っていき、共感できるところから共鳴するようにしました」と言及。しっかりと役柄に向き合い準備をして臨んだことを明かした。(text&photo:磯部正和)