日英ハーフ偽り2千万円弱を要求…  台湾男性、ロマンス詐欺被害に

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(台中 9日 中央社)中部・台中在住の男性(26)が、出合い系アプリを通じて知り合った自称日英ハーフの女から、600万台湾元(約1950万円)を騙し取られそうになる事件がこのほどあった。事件は男性の両親が警察に助けを求めたことで発覚。警察の制止により詐欺だと気付いたという。女は8日までに逮捕された。

台中市政府警察局第三分局正義派出所によると、男性が女と知り合ったのは2012年。女は日英ハーフの「加賀美保」と名乗っていた。毎日のやり取りによって男性は加賀に惹かれていったという。交際期間中、加賀は男性に対し、台湾に住む親しい友人「小姿」を世話するよう頼んでいた。

2人は2014年4月に口論となったのをきっかけに音信不通に。だが、男性と小姿のやり取りは続き、その間小姿は未婚での妊娠による堕胎や病気、家賃支払いなどの理由で男性に資金援助を要求。男性は加賀との約束を守り、小姿が指定する「金先生」の口座に複数回にわたって計28万元(約90万円)を送金した。

昨年末、男性のもとに再び加賀から連絡があった。加賀は音信不通の理由について、口論になった当日に交通事故に遭い、記憶喪失になっていたからだと説明。そして頭部にできた腫瘍の手術と会社設立の投資のために急ぎで600万元が必要だと話した。

加賀を信じ切っている男性は金策に走り、両親に「死ぬ」と脅して金銭援助を頼んだ。男性は両親の説得にも聞き耳を持たなかったため、両親は警察に通報したという。

警察の介入で詐欺だと気付いた男性は、捜査に協力。女と市内のコンビニエンスストア前で待ち合わせをし、女は逮捕された。

金姓の女は当初は犯行を否認していたものの、警察が男性に加賀と小姿、金先生の3人に電話させたところ、金姓の女が所有する携帯が次々と鳴ったため、警察は女の1人3役だったと確認した。

(趙麗妍/編集:名切千絵)