浴室はきれいに掃除しているつもりでもご注意

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【とくダネ!】(フジテレビ系)2016年9月6日放送
「今年は特に要注意!9月の"カビ菌"」

相次ぐ台風で雨の日が続き、2016年の9月に入っても蒸し暑い日本列島。この季節は、カビの繁殖に注意が必要だ。

普段掃除しているはずの場所でも、うっかり見落としがちな盲点スポットがある。そのすき間を縫うように、いろいろなカビが生えてしまう。

風呂場の天井に黒カビが赤ちゃんの椅子にまで

番組では、横浜市のとある家庭を訪問して「カビ徹底調査」を実施した。同行したのはカビのスペシャリスト、千葉大真菌医学研究センター准教授の矢口貴志氏だ。出迎えたのは27歳の女性と、生後5か月の赤ちゃん。築20年の木造一戸建てで、女性は夫とその母の4人暮らし。女性は、赤ちゃんが寝転んだりするじゅうたんや、ソファーにカビがないかが気になると話した。

矢口氏が最初に調べたのはエアコンだ。2か月前に一度掃除しているためか、フィルターにホコリはたまっていなかった。だが矢口氏が、おもむろに綿棒を取り出して吹き出し口をこする。すると、綿棒の先がみるみる黒くなっていった。正体は、「クラドスポリウム」という黒カビだった。大量に吸い込むと、アレルギー症状やぜんそくの原因となる。エアコンを稼働させている最中、黒カビが部屋にまき散らされている恐れがある。

次に風呂場。きれいに片付いている様子だ。だが矢口氏は、「天井が危険だ」と指摘した。湯気がたまって水滴が付き、カビの原因になるためだ。実際に綿棒で天井をこすったところ、またしても黒カビが付着した。さらに厄介だったのは、このカビが天井から風呂場に置いてある赤ちゃん用の椅子に落ちて、繁殖してしまった点だ。椅子からは、黒カビを含め4種類のカビが採取された。いずれもアレルギー疾患の原因になる。女性は思わず「怖い」と口にした。

矢口准教授「たわしなど硬いものでプラスチック製品や風呂の目地をこすると、傷がつきます。細かい傷のすき間にカビが入り込んでしまいますので、カビが非常に生えやすくなります」

こすり洗いをせずに、漂白剤やカビとり洗剤を使って洗い流すとよい。

ぜんそくと間違えやすい「夏型過敏性肺炎」

最後は台所だ。洗った食器を入れるカゴの汚れから、「アスペルギルス」というカビが見つかった。主に免疫力が低下している人に「アスペルギルス症」というアレルギー症状を起こさせる。

ほかにもカビが原因となる疾患に、「夏型過敏性肺炎」がある。せきが続くのでぜんそくと間違えやすいが、「トリコスポロン」というカビを吸いこみ続けることで発症する。

番組ゲストの医療ジャーナリスト・伊藤隼也氏は、カビの繁殖に気を付ける場所や物を挙げた。(1)製氷機のタンクの中、(2)化粧品のポーチ、(3)携帯歯ブラシ、の3つだ。化粧品ポーチでは、例えばファンデーションが湿っていると、まるで顔にカビを塗りたくっている状態になってしまう。携帯歯ブラシは、旅行で使ったまま放置せずにドライヤーで乾かしてからしまうとよい。

MCの菊川怜が、最後にこうつぶやいた。

菊川「冷蔵庫、掃除しなきゃ」