2016.09.09


東京快眠指南Vol.22
by Megumi Kaji
脚のむくみと睡眠

 猛暑日と台風が入れ替わり立ち替わり訪れた今年の夏でしたが、嵐が過ぎるごとに、一段一段、少しずつですが秋へと空気が入れ替わっていくようですね。 暑い夏にはどうしても水分補給ということで、特に冷たい飲み物を多くとってしまいます。そのうえ、冷房の効いた室内にいる時間が増えると、夕方になると脚がむくむということが起こりがちです。
 血流が悪い、体が冷えた状態、筋肉が少なく運動不足の状態、などでは、むくみがなかなか解消できません。それを解消してくれるのが睡眠です。まず、横になった姿勢が重力から体を解放し、交感神経が休息することで血流が促進してむくみを解消してくれます。逆に、睡眠不足が続いたり、体をきちんと横にならない状態で寝たりするとなかなか解消されません。生活習慣を見直して、睡眠時間をとること、そして快適な寝具できちんと横になって疲労をとることが大切です。疲労が蓄積されると、血流が悪くなり、もっとむくみやすくなるという悪いスパイラルになるので要注意。また、寝る前には、湯船につかってゆっくり入浴して脚を温め、寝るときには脚先を少し高くして眠るのも効果的です。
 最近では、夏バテより秋バテという状態が気になります。夏の間の睡眠不足や疲れが、涼しくなってきた後にドッと出てくる人が増えているようです。朝晩は涼しい日が多くなってきていますので、早目に眠りの習慣と環境を整えて、秋バテにならないよう体調管理をしたいですね。

東京生まれ。1989年ロフテー株式会社入社後、快眠スタジオにて睡眠文化の調査研究業務に従事。1999年睡眠文化研究所の設立にともない研究所に異動後、主任研究員を経て2009年まで同所長。睡眠文化調査研究や睡眠文化フォーラムなどのコーディネーションを行なう。2006年、睡眠改善インストラクター認定。2009年ロフテー株式会社を退社しフリーに。2010年、NPO睡眠文化研究会を立ち上げる。

外部サイト