子育て世代が教える「子育てしにくい街」4選

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子育てをする上で、自治体の子育て支援がどれほど充実しているかは大事ですよね。住んでいる場所によって、どれほど子育てをしやすいかは大きく変わってくるものです。みなさんの住んでいる地域は、子育てしやすいかどうかをアンケート調査してみました。

Q.今住んでいる地域は子育てしやすいですか?

はい……83.0%
いいえ……16.95%

子育てしにくい地域に住んでいる人は16.9%という結果に。みなさん、どんな理由から住みにくいと考えているのでしょう。

■東京都

・「世田谷区は難しいですが3人でがんばってます」(34歳男性/その他/販売職・サービス系)

・「台東区。引っ越したばかりだけど子どもが幼稚園に入れなかったから」(28歳女性/その他/その他)

・「目黒区は物価が高い、地価が高い」(35歳男性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

人の集まる東京都内だと、子育て支援も充実しているかのように思えますが、住んでいる区によっては、大きくちがいがあるようです。待機児童問題で頭を悩ませている人も多いのでは。

■神奈川県

・「横浜市は子どもの医療費が小学校低学年からかかる」(33歳男性/団体・公益法人・官公庁/その他)

・「横浜市港北区。子どもが増えすぎて本来の学区の小学校に入れず、隣の学区の小学校まで越境させられており、橋を渡っての通学のため台風や雪の日は登校させるか毎度悩む。幼稚園は私立のみで、入るのも大変。公園が遠く、あってもボール禁止、騒ぐな等あり、遊ばせづらい」(33歳女性/その他/その他)

・「相模原市。育児手当以外何も手当がないから」(33歳女性/その他/その他)

神奈川県の中でも特に横浜市は、待機児童ゼロを目指しており、子育てをするには適しているように思えますが、いろいろほかにも不満はあるようです。また、ほかの自治体になると、それほど子育て支援が充実していないこともあるようですね。

■岡山県

・「岡山県。保育園にはまず入れません」(34歳男性/その他/クリエイティブ職)

・「岡山県南部。上の子の発達障害施設への通所の関係で現在地にいるが、交通の便も悪く2年連続で発砲事件があったりと安心はできない」(32歳女性/その他/その他)

・「倉敷市。住んでるアパートの前に芝生があるが、その先が川になっているので危なくて遊ばせられないし、近くの公園は古くて嫌だし、児童館もおもちゃが汚くて、遊びに出掛けようと思えるところが近所にないから」(31歳女性/その他/その他)

中国地方の中でも、特に災害の少ないといわれる岡山県。教育県とも言われており、子育てには熱心な地域に思えるようですが、実際に暮らしてみると、子育てしにくい点もあるようですね。

■それ以外の地域

・「宇都宮市。子育て支援の情報がわからない」(25歳女性/その他/その他)

・「広島県ですが少し子どもの数が少ない」(34歳男性/機械・精密機器/技術職)

・「愛知県犬山市。子どもが遊べるようなところが少ない」(31歳女性/その他/その他)

東京などの都心部に比べると、地方のほうが子育てはしやすいように思えるものですが、逆に都心部より子どもの数が少ないことで、子育て支援にそれほど力が入っていない地域もあるようです。

■まとめ

住めば都とも言いますが、子育てについては妥協できない点も多いですよね。実際にそこにいって生活してみないと、子育ての不便さはわからないもの。引っ越し前になるべく情報を集めておいて、どこに住むかを決めるのが良さそうですね。

(ファナティック)

※画像はイメージです

マイナビウーマン調べ
調査日時:2016年9月2日〜9月5日
調査人数:387人(22歳〜34歳の男女)