日本の物価水準から見て、果物類は安くはない。なかには、驚くような値段の高級フルーツも存在するが、果物は全般的に安いものでないのは事実だろう。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本の物価水準から見て、果物類は安くはない。なかには、驚くような値段の高級フルーツも存在するが、果物は全般的に安いものでないのは事実だろう。

 中国メディアの捜狐はこのほど、日本には「1つ25元(約380円)もするようなイチゴがある」と紹介。そればかりか、日本の高級果物店では1つ1065元(約1万6000円)もするようなメロン、一籠で1000元(約1万5000円)を超えるようなサクランボもあると伝えつつ、日本ではなぜ果物が中国より高額なのかと疑問を投げかけた。

 記事はまず、日本の果物が高額な背景について、日本人は「国産」を非常に信頼しており、市場には一定のニーズが存在すること、また日本は人件費が高いため、どうしても国産品は高額になることを指摘。また、日本は知的財産権に対する保護がしっかりとなされているため、おいしい品種に対する保護もなされていることを指摘し、こうした要素が国産果物の高額化につながっていると論じた。

 また記事は、日本では果物に限らず、農業従事者の保護のために農産物の価格が一定に保たれていることを指摘し、「日本の農業従事者は中国のように広大な農地がなくとも、一定以上の収入が保障されている」と主張。また、農地が狭く、作付面積あたりの収穫量も少ないため、農産物の価格が高くなってしまうのだと指摘し、日本では農業従事者が安定した生活を送れることで、社会の安定にもつながっていると論じた。

 記事は、日本では国産果物が高額でありながらも、市場に需要があること、そして農業従事者が安定した収入を得ることができる構造となっていることに羨望の眼差しを向けているが、それは中国の農村が立ち遅れていること、そして農業従事者の生活が苦しいことが一因だろう。中国では果物価格が非常に安く、果物を育てて販売するだけでは、満足のいく暮らしを送るのは難しい状態だ。中国も都市部では日本と大差ないほどの発展を遂げたが、農村部における日本との差は今なお巨大と言わざるを得ない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)