7日、韓国・聯合ニュースなどによると、妊婦を乗せた救急車を前に一人の女性の取った行動が韓国で反響を呼んでいる。写真は韓国の消防車両。

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2016年9月7日、韓国・聯合ニュースなどによると、妊婦を乗せた救急車を前に一人の女性の取った行動が韓国で反響を呼んでいる。

蔚山中部消防署によると、6日午後5時ごろ、呼吸困難を訴える28週の妊婦を乗せて病院に向かっていた救急車が、帰宅ラッシュの渋滞に巻き込まれた。前に進めず妊婦が危険な状態に陥るやにも思えた矢先、救世主のような女性が現れた。黄色いヘルメットをかぶりバイクにまたがったその女性は、救急車の行く手をふさぐ車1台1台の窓をたたき、道を譲るよう求め始めたのだ。バイクは救急車を先導するように走り、救急車は妊婦を速やかに病院に運ぶことができた。

患者を送り届けた後、救急車のブラックボックスの映像を改めて見直した救急隊員らは、女性の「正体」に気付く。女性は、異動する以前まで隊員らと同じ救急センターに勤務していたイ・ジェヒョン消防校(消防士の上に当たる階級)の夫人だった。夫人は仕事での移動中、渋滞にはまり身動きが取れないでいた救急車を偶然目にし、周囲の車に道を譲るよう求めたという。

韓国のネットユーザーからは「感動して鳥肌が立った」「あなたのような韓国人がいることが誇らしい。ありがとう」「尊敬します」「カッコいい!韓国のおばちゃん、ファイト!」「今日のニュースの中でベストだ!」「まだ韓国に光が残っていたね」と、女性への称賛のコメントが多数寄せられている。

また、「このニュースで終わり?賞でもあげなきゃ。すぐに忘れられちゃうし」「このアイデアを今後反映すべきだ」「消防当局はこの方の特別採用を検討して」「こういう方がわが大統領だったらいいのにな」といった声も。

さらに「こういう人が増えてほしいけど、まず自分から実践しないと」「サイレンが鳴ったら道の両端に停車して道を譲ってほしい」「消防士たちの給料を上げて。公務員の中で一番大事な仕事だ」「やはり韓国は権力者ではなく国民のおかげで回っている」などのコメントもあった。(翻訳・編集/吉金)