どぶろく祭りでは、獅子舞があでやかな舞を見せる

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1995年にユネスコの世界遺産に登録された白川郷。両手で三角形を作ったような合掌造りの家々が日本の原風景を思わせ、1年を通して訪れる人が後を絶たない。そんな白川郷の秋の見どころとなるイベントを紹介!

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9月から11月の、各月3から4日間、通常営業の終了後に開催されるのが、「野外博物館合掌造り民家園」のライトアップ。「野外博物館合掌造り民家園」は、県の重要文化財指定建造物9棟を含む全26棟の建造物や、かつての白川村の生活を移築・再現した野外博物館だ。

ライトアップは幻想的雪景色の冬期や、緑の美しい7月にも開催されているが、これからの季節は紅葉が色づきはじめ、まさに見頃となってくる。秋の夜に浮かび上がる合掌造りの家々と紅葉は、目にした者だけが味わえる、白川郷ならではの贅沢な風景だ。民家園では「わら細工」や「そば打ち体験」などの体験(要予約)もできるので、古き良き日本の雰囲気をあわせて楽しみたい。

10月14日(金)から19日(月)に、白川村の各神社で開催されるのが「どぶろく祭」。毎年9月の終わりから10月にかけて、五穀豊穣・家内安全・里の平和を祈願する祭だ。

会場となる白川八幡宮、鳩谷八幡神社、飯島八幡神社で御神幸、獅子舞、歴史と民話にまつわる民謡や舞踊などの神事が繰り広げられ、祭礼に神酒として用いられる「どぶろく」が振る舞われる。「どぶろく」の振舞いは、15時半から17時頃。神社指定の盃以外には注いでもらえないので注意が必要だ。各神社の境内の志納所で取り扱っているので必ず入手しよう。【東京ウォーカー】