馮明珠氏

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(台北 8日 中央社)今年5月に退任した馮明珠・国立故宮博物院前院長が北京故宮から顧問として招聘され、これに応じていたことが8日までに分かった。台湾側は全く聞いていなかったとし、馮氏に対し、機密情報の保護を遵守し、故宮の権益を守るよう呼び掛けた。

中国大陸の「中国新聞網」によれば、馮氏は先日、中国大陸を訪問し、北京故宮で講演を行ったほか、北京故宮研究院の顧問としての招聘に応じたという。

国立故宮博物院の院長は大臣に相当。行政院(内閣)は閣僚に対し、退任後の一定期間、中国大陸を訪問する際は元に在籍していた機関の同意を得るよう定めている。故宮によると、故宮院長に対して申請を要求する期間は3カ月。現在はすでにこの期間を過ぎているため、馮氏に申請の必要はない。

だが、故宮は「馮前院長は30年間の台湾故宮人としての心を持ち、職務上の秘密の保護を遵守し、故宮の権益を守ってほしい」と立場を明確に示している。

(鄭景ブン/編集:名切千絵)